【IT’S SHOWTIME】アンディ・サワー、格の違い見せる
<70キロ契約/3分3R>
アンディ・サワー(オランダ)
Def.判定
ロシネ・オズグニ(オランダ)
【写真】77キロから転向、ニキー・ホルツケンを破った実績など、期待の新鋭ロシネ・オズグニだったが、アンディ・サワーに完敗を喫した(C)BEN PONTIER/EFN
S-cupを3度、K-1MAXを2度も制しているサワー。最近はケガに苦しんでいる印象が強いが、完全復活をアピールしたいところ。対するオズグニは、ニキー・ホルツケンをKOした強打を持つ、77キロから転向してきた期待の新鋭だ。
1R、身長で大きく優るオズグニは、蹴りを中心に攻めていく。前蹴りで、飛ばされるサワー。続けてオズグニのヒザ蹴り、前蹴りが襲い掛かる。サワーは得意のインローで崩しにかかり、右ストレートで転倒させる。立ち上がったオズグニは、フックを見せる。サワーもフックを放つが、これはオズグニにガードされる。
オズグニの左ストレートが伸びる。サワーのフックは当たらず、コーナーに詰めようと試みるも、これもかわされてしまう。リズムに乗りきれない様子のサワーだったが、最後に左ストレートが当てたところで、1Rが終了した。
2R、左ミドルをヒットさせるオズグニ。さらにパンチから蹴りを見せるが、サワーの左フックが入り、オズグニがダウン。立ち上がったオズグニに対し、サワーは右フックで追い打ちを掛ける。
オズグニはヒザ蹴りを返すが、コーナーに追い込んだサワーはローキックからフック、さらには飛びヒザまで見せる。追い詰められていくオズグニに、サワーの強烈なボディブローが入る。下がるオズグニ、続けてサワーのフックから、左右のローキックとサワーが波状攻撃を見せた。
最終回、バダ・ハリの檄が飛んだオズグニだが、サワーのパンチのラッシュで、すぐに劣勢になる。サワーは、体を左右に揺らしながら、プレッシャーをかけてローを放つ。ガードで顔面を固めたまま、ズルズルと後退を余儀無くされるオグズニ。
サワーは勝負を決めようと、ハイキック、ヒザ蹴り、パンチ連打からローキックと、攻め続ける。弱々しい蹴りを見せるのが精いっぱいのオズグニに対し、サワーは最後まで攻め続け、格の違い見せつける、ワンサイドの判定勝ちとなった。