【PFL Africa2025#01】2度のアイポークにも着実にパンチを入れたウカがTDを許さずフルマークの判定勝ち
【写真】アイポークに苦しんだが、危ない場面はなかったウカ(C)PFL
<女子ストロー級/5分3R>
ジュリエット・ウカ(ナイジェリア)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
シーリー・ニーダーマイヤー(南アフリカ)
サウスポーのウカが左インローを蹴っていく。左ミドル、左ローを続けるウカに対し、ニーダーマイヤーが右フックをみせる。ウカはローからパンチを繰り出し、左ストレートをヒット。ニーダーマイヤーは距離を詰めるが、パンチはクリーンヒットせず左を被弾してしまう。ウカは右リードフックから左ストレートを伸ばし、圧を高めていく。ニーダーマイヤーは右ハイをガードされ、逆にカウンターのパンチを受ける。
前蹴りから左を受けても、右を入れたウカは組まれてもケージを背にしてハイクロッチを切る。30秒以上押し込まれた状態から、残り10秒で離れた両者。大きな動きはなく、5分が終わった。
2Rが始まると、10秒ほどでウカがブレイクを要求する。足を気にするウカだが、すぐに試合が再開されニーダーマイヤーのクリンチ狙いを切る。ウカは右フックから左を当てる。さらにワンツーを入れるが、アイポークがあったとブレイクを要求する。顔をしかめるウカは、時間をおいて試合再開に応じる。まっすぐ飛び込んだニーダーマイヤーのテイクダウン狙いに、ウカはケージを一瞬掴む。
ギロチンから、顔を刈って離れたウカは、左前蹴りを繰り出す。ワンツーからスリーを伸ばしたウカは、続けてワンツーを決める。鼻血を流すニーダーマイヤーはステップインに右フックを合わされ、さらに左ストレートをヒットされる。懸命にパンチを振って前に出るニーダーマイヤーだが、カウンターの餌食となる場面が増えた。
左フックからテイクダウン狙いのニーダーマイヤーは、シングルでテイクダウンを狙うもここも倒すことはできなかった。
最終回、ショートのコンビを決めるウカ。右ストレートを被弾したニーダーマイヤーが、バランスを乱す。前蹴りで突き放し、ローから左ハイを狙ったウカは、左ミドルを入れて右フックにつなげる。テイクダウンにつなげるための打撃に、ことごとくカウンターを合わされるニーダーマイヤーは、左ハイを蹴られながら組んでケージへ。倒れないウカは、左ストレート、左ミドルと攻め込む。しかし、またもニーダーマイヤーが右指を複数伸ばしてアイポーク。明確に指を伸ばして顔を押そうしたニーダーマイヤー。ウカはケージを背負って座り、ドクターチェックを受ける。
再開に応じたウカに、南アフリカのファンが拍手を送る。ウカはテイクダウン狙いから離れたニーダーマイヤーにワンツーをクリーンヒット。ニーダーマイヤーはここもテイクダウン狙いで、ケージに押し込む。このままでは逆転の目がないが、押し込み続けるニーダーマイヤーは、最後の20秒で離れる。直後にニーダーマイヤーが組むが、切ったウカは左から右を当てる。最後まで組みに行ったニーダーマイヤーは、一度もテイクダウンを奪えずタイムアップに。フルマークの判定勝ちを手にしたウカは、満面の笑みを浮かべた。