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【UFC126】空前絶後の盛り上がりを見せた公開計量

Mendez vs Omigawa
【写真】闘志が溢れんばかりの小見川道大。それでも冷静に眼をやるチャド・メンデス――、いやがうえでも明日へ向けて、見ている方も気持ちが高揚してくる (C) MMAPLANET

ラスベガスのマンダレイベイ・イベントセンターで、5日(土・現地時間)に開催されるUFC126「Silva vs Belfort」の公開計量は、入場が制限されるほどのファンを集め、大きな盛り上がりのなかで行われた。

マンダレイベイ・イベントセンターの一辺が開放された会場に、溢れんばかりのファンが押し掛けた今回のウェイイン。日本から参戦した山本“KID”徳郁は、8番目に登場。PRIDE戦士でもない日本人ファイターのデビュー戦とは思えない大きな歓声が起こった。


KID【写真】KIDも並々ならぬ意気込みを感じさせ、計量に向かった (C) MMAPLANET

その歓声もヘッドフォンで遮断したKIDは、不敵な表情を浮かべ初のUFCの公開計量を終えた。その直後に檀上に上がった小見川道大は、チャド・メンデスと顔を合わせ、距離を取った直後も思い切り睨みつけるなど、終始、溢れんばかりの闘志を露わにしていた。

ライトヘビー級新鋭対決はジョン・ジョーンズを支持するファンの声が、ライアン・ベイダーを圧倒していた。セミのリッチ・フランクリン×フォレスト・グリフィン戦を経て、いよいよ興奮の極みに達した場内にメインでUFC世界ミドル級選手権試合に出場する挑戦者ヴィトー・ベウフォート、王者アンデウソン・シウバが登場、揃ってリミット丁度の185ポンドで計量をパスした。

Silva vs Belfort【写真】白い仮面があることで、完全に鼻先が触れ合っているアンデウソン・シウバとヴィトー・ベウフォート (C) MMAPLANET

スケールの脇で顔を合わせる両者、ここでアンデウソンが白い仮面を被り、ヴィトーの顔にピタリと顔をくっつける。直後に距離をとり、仮面を外したアンデウソンが何やらポルトガル語で捲し立てる。

ヴィトーの表情も一瞬にして豹変し、ダナ・ホワイトやセコンド勢が間に割って入るなど、一触即発あわやという雰囲気に。

「アンデウソンが怒っている理由は分かっている。俺が色々と彼についていったことに腹を立てたんだ。彼は良いヤツで、素晴らしいファイターだ。でも、これはファイトなんだ」と述べたヴィトーに対し、「良い試合をする」という言葉で計量を締めたアンデウソンだが、かつてないほど険しい表情でファンの前から姿を消した。

■UFC126計量結果は下記の通り

<UFC世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]アンデウソン・シウバ:185ポンド(83.9キロ)
[挑戦者]ヴィトー・ベウフォート:185ポンド(83.9キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
リッチ・フランクリン:203ポンド(92キロ)
フォレスト・グリフィン:205ポンド(92.9キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・エレンバーガー:171ポンド(77.5キロ)
カルロス・エデュアルド・ホシャ:170ポンド(77.1キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジョン・ジョーンズ:206ポンド(93.4キロ)
ライアン・ベイダー:205ポンド(92.9キロ)

<バンタム級/5分3R>
ミゲール・トーレス:136ポンド(61.6キロ)
アントニオ・バヌエロス:136ポンド(61.6キロ)

<ライト級/5分3R>
ポール・ケリー:155ポンド(70.3キロ)
ドナルド・セラーニ:155ポンド(70.3キロ)

<フェザー級/5分3R>
チャド・メンデス:146ポンド(66.2キロ)
小見川道大:146ポンド(66.2キロ)

<バンタム級/5分3R>
デミトリウス・ジョンソン:136ポンド(61.6キロ)
山本“KID”徳郁:135ポンド(61.2キロ)

<ライト級/5分3R>
ポール・テイラー156ポンド(70.7キロ)
ゲイブ・ローディガー:155ポンド(70.3キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
カイル・キングスベリー:205ポンド(92.9キロ)
リカルド・ロメロ:205ポンド(92.9キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マイク・ピアース:171ポンド(77.5キロ)
ケニー・ロバートソン:170ポンド(77.1キロ)

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