【JCK KINGS007】計量失敗のナルタイが王者ワン・チージュンをキムラ葬──も、ベルトは動かず
<フェザー級/5分3R>
ナルタイ・クーツーパーイー(中国)
Def.2R1分56秒by キムラロック
ワン・チージュン(中国)
本来は王者ワン・チージュンにナルタイが挑むフェザー級選手権試合だったが、挑戦者の計量失敗でフェザー級ワンマッチに。本来はサウスポーのワン・チージュンが、オーソで構えている。ナルタイは左フックで前に出ると、続く局面の左フックから足を止めてパンチを打ち合う。ナルタイが組みつき、ワン・チージュンが押し返してヒザ蹴りを繰り出す。小外刈りを耐えるナルタイのヒザが、ワン・チージュンの急所に入る。
再開後、オーソを続けるワン・チージュンが、三日月蹴り。ジャブを伸ばして右を狙う。ここでスピニングバックフィストを見せたナルタイに注意が入る。ステップインから右を伸ばしたワン・チージュンが、組んでケージに押し込むとボディロックテイクダウンを決める。バタフライからクローズドガードを取ったナルタイは、エルボーを落とされる。ワン・チージュンのトップコントロールが続き初回が終わった。
2R、ナルタイの組みを切ったワン・チージュンが、シングルからリフトしテイクダウンを決める。下からエルボーを見せたナルタイだが、左足を抜かれる。ナルタイはキムラをセットし、スイープからステップオーバー。完璧に肩を極めワン・チージュンがタップ。ナルタイ陣営は大喜びだが、拳の負傷から10カ月振りの復帰戦となったワン・チージュンの敗北に──ベルトこそ失わなかったが何とも言えない重い空気がケージの中を支配していた。