【JCK KINGS007】Road to UFC出場ルー・カイの勢いは認められず、減点に救われアクマトフとドロー
<フェザー級/5分3R>
ルー・カイ(中国)
Draw.1-0:29-27.28-28.28-28
ラマザン・アクマトフ(ロシア)
右カーフを蹴ったアクマトフに対し、ワンツーで距離を詰めたルー・カイが組んでバックを伺う。正対して離れたアクマトフはカーフ蹴るが、パンチに思い切りガードを固め簡単に組みつかれる。ここからウィザーで粘られたルー・カイはワキを潜ってバックへ。さらに正対してシングルレッグで尻もちをつかせ、スクランブルで背中に回る。またも正面を取りシングルを仕掛けたルー・カイが、後方から殴って行く。距離を取ったアクマトフは右ストレートにカウンターの右を受けて、足下が崩れる。立ち上がったアクマトフは、エルボーをかわして左に回ると右ミドル、右前蹴りを入れる。
ルー・カイはここでも組んでバックに回ると、殴りながら正対して離れる。アクマトフは蹴りから右クロスを当て、左ボディを突き刺す。それでも圧を掛けるのはルー・カイだったが、前蹴りで行く手を阻まれる。アッパーで距離を詰めたルー・カイは、ワンツー。ここから組むことがなく、息を整えている時間帯か。最後の10秒でアッパーを繰り出したルー・カイだが、終盤は明らかに勢いが落ちていた。
2R、右ボディアッパーから組んだルー・カイがテイクダウン、そしてバックへ。正対して離れたアクマトフがカーフ、続いて前蹴りをボディに蹴り込む。ルー・カイは右を伸ばし、右カーフ。前蹴りとインローを決めたアクマトフは、蹴り中心のファイトを続ける。ルー・カイが右ボディを打ち込むが、右クロスから右を被弾する。腹に蹴りを2度受けたルー・カイは、組んでバックへ。胸を合わせにきたアクマトフにエルボーを打ち込む。
左右の前蹴りを腹に入れるアクメトフだが、その一発が急所に入り試合が中断される。残り1分38秒でタイムが止まり、ルー・カイの回復を待つ。1分程度で臨戦態勢を取ったルー・カイは、左インローから右前蹴りを腹にまたも受ける。ルー・カイは攻撃が粗くなってきたが、ダブルレッグからバックに回り足のフックを狙う。すぐにアクメトフは立ち上がり、シングルからエルボー狙いのルー・カイが姿勢を乱す。左ボディからワンツーで前に出るアクマトフが、最後は拳の圧でもルー・カイを上回った。
最終回、思い切り右ローを蹴ったアクマトフが、右を当てる。ワンツーで前に出たルー・カイのパンチはガードの上か。後ろ回し蹴り、ハイキックのアクマトフは組まれてもバックを許さず、ケージに押し込みにいく。自ら離れたアクマトフが左ボディを2発入れる。右カーフ、左ボディ、右ミドルから右ストレートと攻勢のアクマトフ。ルー・カイもボディは入るが、顔面のパンチは決まらない。組まれ背中を許したアクマトフ、ここでケージ掴みで1P減点に。
勝負の行方を決めるようなペナルティを受けたアクマトフが、KO狙いでパンチのラッシュを掛ける。右を被弾して、右を打ち抜いたアクマトフは左をヒットさせる。間合いを外したルー・カイは殴られて、組みへ。切ったアクマトフがワンツー、前蹴りを入れるが口は開いている。クリンチからダブルレッグ、バックに回ったルー・カイが時間を使う。残り30秒でレフェリーがブレイクを命じ、ケージを掴むなと注意。手を置いているだけだと反論するアクマトフに対し、再開後の最後の10秒でルー・カイが猛攻を仕掛けるもクリーンヒットはなくタイムアップを迎えた。
結果は28-28が2人、29-27が1人でドローとなった。アクメトフにとっては、ケージ掴みの減点が響いた結果となった。