【PFL2024#10】大逆転! ペレスのパウンドでストップ寸前のアジョウジが最終回にギロチンを極める
【写真】2Rでストップされてもおかしくない状態からの大逆転(C)PFL
<フェザー級/5分3R>
アザエル・アジョウジ(アルジェリア)
Def.3R1分10秒 by ギロチン
ホセ・ペレス(米国)
サウスポーのアジョウジが左右のローを見せる。ペレスの左ローをス繰り上げたアジョウジは、左に回りながら左ストレート、右サイドキックを伸ばした。左ストレート、左前蹴りをボディに集めるアジョウジ。左ミドルから左ストレートを当てる。ペレスが組みに行ったものの、捌いたアジョウジがボディロックでケージに押し込む。さらに右に倒して大内刈りで背中を着けさせた。ペレスが下から三角、腕十字を仕掛けると、アジョウジが腕を抜いて立ち上がる。
スタンドでは距離を取るアジョウジを、ペレスがケージに押し込んだ。シングルレッグでグラウンドに。バックに回ったペレスが四の字フックを整えた。アジョウジのディフェンスが続くと、シングルバック、オタツロック、バックマウントと切り替えながらトップへ。立ち上がるアジョウジのバックに回りながら、正対した相手をケージに押し込む。アジョウジは左ヒジを落としながら耐えて初回を終えた。
2R、アジョウジが距離をつくり、サイドキックを繰り出す。ペレスが右を当ててケージに押し込むも、アジョウジが差し返してペレスを押し込み返す。ペレスは跳びついてアジョウジがスタンドのまま、四の字クローズドガードに。しばしスタンドの状態が続いたが、ペレスが引き込み、まだ立っているアジョウジにオモプラッタを狙う。これを解いたペレスがリバースデラヒーバの体勢に。ここは離れたアジョウジが、立ち上がり際に左アッパーを見せた。スタンドに戻ると、ペレスがパンチでアジョウジにケージを背負わせ、シングルレッグで押し込む。
アジョウジが右ヒジを連打すると、ペレスが離れてレフェリーに何かをアピールする。しかし試合は続いており、アジョウジが左フックを見舞った。すぐさま組んだペレスがグラウンドに持ち込み、バックマウントへ。パンチの連打からRNCで絞め上げる。これはアジョウジが耐えたが、ペレスがバックマウントからマウントに移行し、左右の連打を浴びせるとアジョウジは防戦一方に。今大会では許されているヒジを連打するペレスだが、仕留めきることはできず。ゴングが鳴り、立ち上がって自コーナーに戻るアジョウジの足取りは完全にダメージが深い……。
最終回、ペレスがプレスをかけてアジョウジにケージを背負わせ、右ストレート、右ミドルを浴びせる。右テンプルから大出血のアジョウジはスイッチしながら左に回るが、ペレスにシングルレッグから押し込まれてしまう。アジョウジは右腕でペレスの首を抱え、左足のケージキックから引き込んだ。四の字クローズドで固めてギロチンで絞り上げると、ペレスはタップーー1R、2Rは完全の取られていたアジョウジの大逆転勝利となった。