【UFC309】スクランブル出場のロメロが奮闘を見せるも、デヴィッド・オナマが判定勝利
<ライト級/5分3R>
デヴィッド・オナマ(ウガンダ)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ロベルト・ロメロ(メキシコ)
当初、オナマはルーカス・アルメイダとの対戦を予定していたがアルメイダが欠場。7月のCombate Globalで芦田崇宏にRNCで一本勝ちしているロメロと拳を交えた。
オナマがオーソドックスからサウスポーにスイッチし、ロメロが右を伸ばして前に出る。オナマがオーソドックスに戻して右カーフを蹴ると、ロメロも右カーフを蹴り返す。構えをスイッチするオナマだが、ロメロは変わらず強い右インローを蹴っていく。このインローでオナマの足が流れるようになり、ロメロはパンチを顔面とボディに打ち分けて前に出る。
オナマも鋭いジャブを返すが、ロメロは下がらず右フックを連打。これでオナマが後方に倒れ、ロメロがすぐにバックについてRNCを狙う。足をフックさせなかったオナマが立ち上がると、ロメロが左腕を差してオナマをケージに押し込む。ここでオナマがアナコンダチョークを狙い、頭を抜いたロメロがシングルレッグに入る。
距離が離れるとロメロがジャブから右アッパー、オナマはサウスポーにスイッチして左の前蹴りから右フック。ロメロも右アッパーからパンチをまとめ、再び右フックを強振。オナマはロメロの右カーフに右ストレートを合わせ、近距離でパンチをまとめると右フックから左ストレート。これでロメロが後方に倒れ、オナマがダウンを奪い返した。
2R、オーソドックスに構えるオナマが鋭いジャブを当て、サウスポーにスイッチすると左ミドルと右フックを見せる。オナマはオーソドックスからジャブを突き、ロメロはスピニングバックキック。オナマは構えをスイッチしながら長いジャブで距離を取り、ロメロはなかなか距離を詰められない。
逆にオナマはワンツーを打ち込み、ロメロの足を止める。ロメロも右ローを蹴って前に出るが、そこにオナマが右を伸ばす。さらにオナマは縦ヒジ、ワンツー、左ボディ、右ストレートと手数を増やす。ロメロがスピニングバックエルボーを狙うが空振りし、そのまま距離を潰したオナマがグラウンドで上を取る。
一度立ち上がったオナマはロメロの右足を超えてハーフガードでトップキープし、左の垂直ヒジを落とすと立ち上がる。最後は両者スタンドの状態で終了となった。
3R、サウスポーのオナマは左前蹴り、スイッチしての左ジャブ。ここもオナマがスイッチとジャブ&前蹴りで距離を取り、サウスポーから左ストレート、オーソドックスでジャブからパンチをまとめる。ロメロもしつこくインローを蹴り続け、転倒するオナマだがすぐに立つ。
オナマはジャブと右ボディ、ロメロの左の蹴りをキャッチして組みの攻防になると、ロメロをケージに押し込む。オナマは四つからロメロの足を刈ってテイクダウンして一気にマウントへ。体を起こしてヒジを落とすと、ロメロも足を戻してクローズドガードを取る。
オナマは中腰の状態からパンチとヒジを入れ、足を振りながらパンチを落とす。ロメロは足関節も仕掛けるが、オナマは冷静にトップキープを続けてパンチを落とす。最後は立ち上がったオナマが勢いよくパンチを落とし続け試合終了。オナマがスクランブル出場のロメロから判定勝利を収めた。