【UFN242】LFA王者サントスがRTU優勝イー・チャアを圧倒。殴って、蹴って、TDしフルマークの判定勝ち
<フェザー級/5分3R>
ガブリエル・サントス(ブラジル)
Def.3-0:30-26.30-26.30-27
イー・チャア(中国)
サウスポー同士、左を伸ばしたイー・チャアに対し、サントスも左を見せてローを蹴る。サントスのローに左を合わせていくイー・チャアは、構えを変えつつ前蹴りをキャッチして尻もちをつかせる。すぐに立ち上がったサントスが、左に左を合わせて圧を掛ける。互いにオーソになるとサントスが右ローを蹴る。続いて手をついての左ローを蹴ると、サントスはオーソになって左フック、右ストレートを伸ばす。
ワンツーから右カーフのサントス、イー・チャアはチェックするが圧を掛けられつつある。跳び前蹴りで尻もちをつかされたイー・チャアは、右&右カーフを被弾。左の相打ちから右&左ショートアッパーで前に出たイー・チャアだが、スイッチしての跳び前蹴りを受けると、続いて右前蹴りを顔面に受けてダウンを喫する。
殴られながら立ち上がったイー・チャアは、カーフも効かされヒジ&パンチを打たれる。勢いのあるサントスの跳びヒザに真っ直ぐ下がったイー・チャア──初回を落とした。
2R、左前蹴りをボディに入れたサントスが、イー・チャアのテイクダウン狙いを切る。左前蹴りが顔面をかすめるとイー・チャアは右を被弾する。それでも前に出るイー・チャアはヒザを貰いそうになりながら組みつくが、押し込んだサントスがエルボーを打って離れる、サントスをボディを殴ると、ダブルレッグでテイクダウンを奪う。下になったイー・チャアは下からエルボーを打つが、足を捌かれパンチを打たれる。ケージにイー・チャアを押し込んだサントスが、左足を抜いてハーフで抑えるとスクランブルでバックを取る。
立ち上がったイー・チャアは後方から殴られて正対するも、左目尻のカットでドクターチェックが入る。すぐに再開されると、サントスがスピニングバックフィスト。イー・チャアもスピニングバックキックを返すが、勢いが違う。ワンツーの左フックを決めたサントスは、前蹴りが急所に入る。ブレイクかと思い間を外したサントスは、レフェリーが流したことで組んできたイー・チャアを切る。サントスはやや勢いが削げたが、すぐに時間となり何やら言葉を発したイー・チャアに向きなおし、手を広げて威嚇した。
最終回、イー・チャアのステップインに対してワンツーの左、もう一発左を決めたサントス。ダブルレッグを切ったサントスは、連続で組みつつ左を振るうイー・チャアから逆にダブルレッグでテイクダウンを取り切る。腰を切れないイー・チャアはヒジを落とされ、枕でコントロールを許す。腰を上げて足を抜きに掛かるサントスが、左のパンチを落とす。さらにスクランブルに持ち込み、バックを取るとボディトライアングルを完成させる。
サントスは腹ばいになりパンチを落とし、仰向けになると絞めを狙う。イー・チャアはケージを蹴りに掛かるが、頑強な四の字フックから逃れることができない。後方へのパンチを続けたイー・チャアだが、時間は進みフックが遂げないまま後ろへのパンチを続ける。立ち上がったイー・チャアのスラムにRNCをセットしたサントスはタイムアップとなると、勝利を確信して両手を広げた。
LFA完勝の王者からUFCでは連敗中だったサントスは、Road to UFCウィナーを圧倒した勝利に「妊娠4カ月の妻を誇りに思う。これがシュートボクセ。殴って、蹴って、グラウンドで戦う。彼はタフ、油断はしていない。ここにはタフな相手しかいないから」と話すと、ヘェーーーーイというシュートボクセ流の雄たけびを挙げた。