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【Road to UFC2024 Ep06】TD&コントロールの原口伸、打撃のカンチエにスプリット判定で敗れる

<Road to UFCフェザー級準決勝/5分3R>
チュウ・カンチエ(中国)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29.
原口伸(日本)

サウスポーの原口に対し、カンチエが右のヒザ蹴り。原口はそのまま組みついてカンチエをケージまで押し込み、左足を持ち上げるようにしてテイクダウンを狙う。そのまま左足にシングルレッグに入るが、カンチエは離れる。

カンチエは左手で距離を測り、原口は飛び込むようなパンチとヒザ蹴り。カンチエはインローを蹴り、原口が距離を詰める。カンチエは右を当て、組みつく原口だがカンチエは離れる。

原口は左ストレートを伸ばしてカンチエに組みついて押し込む。さらに原口はシングルレッグに入って、カンチエの首を抑えてマットに倒すが、ここはカンチエに立たれる。プレッシャーをかける原口。カンチエが右ストレートで出てくるところに組む。カンチエはそれを切ってヒザ蹴り、続く原口のシングルレッグを切りながら殴る。

原口はしつこく組み続けてバックを狙うが、カンチエは立ち上がってケージ際でヒジ打ち。距離が離れるとカンチエが右ミドル。原口が左ミドルを蹴って、バランスを崩して下になったところでラウンド終了となった。

2R、カンチエが右ミドル、右の飛びヒザ蹴り。原口の組みを切って、離れ際に左ハイを狙う。距離が開くとカンチエが右ミドル。原口が左ストレートで飛び込み、カンチエのジャブにシングルレッグを合わせ、左足を高く上げてテイクダウンへ。粘るカンチエをマットに寝かせ、後ろにつく。

カンチエは足をフックさせずに立ち上がり、首相撲のような形で距離を作ってヒジを入れる。原口は一旦自分が下になるような形でカンチエのバックを練るが、正対したカンチエが離れる。

カンチエが右ヒザ蹴りと右ストレート、原口はダブルレッグ・シングルレッグでしつこく組むが、カンチエは深く組ませずにテイクダウンを許さない。それでも原口はダブル・シングルに入り続け、終了間際にテイクダウンを奪ってパンチを落とした。

3R、原口が右フックを出すと、カンチエは右ストレートを狙う。続くカンチエのインローがローブローとなり、試合が一時中断。再開後、原口は左ストレートから組むが、カンチエは組ませない。

原口はカンチエの右ストレートに合わせて組み付いてケージへ。ボディロックしてカンチエのバックを狙い、正対するカンチエを寝かせてバックにつく。カンチエが腰を上げて四つん這いになると、原口は前方に崩してコントロールする。

カンチエもケージに体を預けて立ち上がるが、原口はダブルレッグに入ってテイクダウンに成功。亀になるカンチエのバックについてパンチを入れる。さらに原口はネルソンのような形でカンチエを寝かせてパンチを落とし、亀になるカンチエを寝かせて殴り続ける。

カンチエがケージ際で必死に正対すると、原口がダブルレッグに入ってカンチエの体を持ち上げてテイクダウンする。最後は原口がインサイドガードでトップキープして試合終了。

TD&コントロールの原口×打撃のカンチエは、スプリット判定でカンチエの勝利に終わった。試合後、カンチエは「本当に拮抗した試合だった。テイクダウンを何度も奪われたけど、ダメージを与えた。これはMMA、男の戦いなんだ。初めての米国で、時差ボケとか色々あった。でも問題ない。決勝は、シェ・ビン兄弟とマカオで戦う」と語った。


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