【PFL2024#08】やりにくいブラウンに大苦戦も、右を効かせたジーンが判定勝ちで無敗を守る
【写真】牽制の蹴り合いが続くなか、勝負を分けたのはパンチだった(C)PFL
<ウェルター級/5分3R>
サッド・ジーン(米国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28.
クリス・ブラウン(米国)
サウスポーのブラウンがパンチから前蹴り。ジーンがかわしてケージ中央に。ジーンも左前蹴りからプレスを掛ける。ブラウンの左ミドル、右ハイをブロックする。ブラウンはジーンのミドルをチェックするが、ケージを背負わされてしまう。ブラウンが頭を下げると、ジーンが右ストレートを打ち下した。ブラウンは右関節蹴りでジーンを中には入れさせない。
ケージ際を脱したブラウンは、関節蹴り、サイドキック、三日月蹴りで距離をつくる。しかしジーンの右ストレートを受けた。ブラウンが右フック、右ハイへ繋げる。ジーンは右を打ち込んで下がった。ジーンの突進を右ミドルで止めるブラウンだが、ジーンの右を食らってフラついた。一気に攻め立てるジーンに対し、ブラウンが引き込むようにグラウンドへ。残り30秒で立ち上がった両者、ジーンがパンチを伸ばすとブラウンはスウェーでかわした。
2R、左ジャブを突くジーンに対し、半身のブラウンがパンチからハイに繋げる。ジーンが右前蹴りを顔面に伸ばした。ブラウンの右ハイは届かず。ジーンは右フックのカウンターを狙う。ブラウンは左ミドル。前に出て来るジーンを右関節蹴りで止める。ケージを背負わせるが中に入れないジーンの左ヒザを、ブラウンの蹴りが襲う。ブラウンが右ミドルからダブルレッグに組みついた。しかしこの右ミドルの際にヒザがローブローとなってしまい試合は中断された。
再開後、ブラウンがボディロックで組んだかと思えば離れる。互いに蹴りを打ち合うなか、なんとブラウンが右フックでジーンをフラつかせる。左を伸ばして下がるブラウンは、ダブルレッグのフェイントからバランスを崩した。マットに手を着いて立ち上がるブラウンは右ハイを見せるが、ジーンも右ハイからパンチで攻め立てる。疲労が見えるブラウンはバランスを崩す場面が多くなってきた。ジーンはカウンターを狙っていく。
最終回、頭を下げるブラウンが右ストレートから右ハイに繋げた。ジーンが距離を詰めてケージを背負わせる。回転技を使うブラウンに対し、ジーンは冷静に右フックを合わせた。サウスポーにスイッチしたジーンの左がブラウンの顔面を捉える。ブラウンも攻め込むが、やはりスタミナ切れか途中で離れてしまう。ジーンはニータップからドライブするが、すぐに離れた。ジーンの右ローをすくい上げたブラウンが右ストレートを当てる。疲れたブラウンはジーンを追うことができない。
スタンドでジーンがバックに回るが、同じく疲労か追撃せずに離れた。再びニータップからドライブし、バックに回るジーン。ブラウンが反転するとジーンが離れた。ケージ中央でジーンはニータップで飛び込むも、離れたブラウンが右フックを当てる。残り20秒で乱打戦に突入するが、ジーンも完全に疲労を見せた。裁定はジャッジ1名がフルマークをつけるユナニマス判定で、ジーンが無敗を守った。