【LFA187】アルゼンチンのブルファイター=アボイェルがRNCでゴミスを下し、場内は静寂→拍手
<140ポンド契約/5分3R>
リオネル・アボイェル(アルゼンチン)
Def.2R1分37秒by RNC
アポロ・ゴミス(ブラジル)
サウスポー同士、ガードを固めて前に出るアボイェルに対し、ゴミスが腹を蹴っていく。左右のフックから組んで、引き込んだアボイェルがすぐに立ち上がる。ゴミスはアボイェルをケージに押し込み、左腕を差す。アボイェルは首相撲からヒザ蹴りも、離れたゴミスにボディを打たれる。粗いパンチで前に出るアボイェルは組まれて、ケージに押し込まれる。
ゴミスはボディロックに取るが、アボイェルも左を差し返す。ボディにヒザを突き刺したゴミスがダブルアンダーフックもテイクダウンをなかなか奪えない。離れた両者、ゴミスが左フックも構わずアボイェルが前に出る。ゴミスはここでクリンチでケージに押しつけ、首相撲&ヒザをボディに突き上げる。一瞬のジャンピングガードもすぐに着地したアボイェルは、金網を背負った状態が続く。残り45秒、立ち技の距離になるとゴミスはヒザを空振りし、ボディからアッパーを狙う。ここから再びクリンチとなり、初回が終わった。
2R、右ハイをダブルで空振りしたアボイェルだが、左右のフックから組んでシングルレッグへ。アボイェルは頭が下がりすぎ、バックを許しそうになると立ち上がる。ゴミスはボディショット、前蹴りをボディに入れる。それでも左フックを振るって前に出たアボイェルは、ケージに詰まったゴミスに左を打ち抜きダウンを奪う。
ゴミスのシングル狙いも、RNCをセットアップし背中を取ったアボイェルが、まさかの一本勝ち。大熱狂の館内は、一瞬のうちに静寂に包まれ――勝者は涙を流した。それでもサンパウロのMMAファンは勝者に拍手を送り、てアルゼンチン人ウィナーは「キャッチウェイトになったこと、対戦相手に謝る。本当に申し訳なかった。チームの皆がいて、今日の勝利がある。おばあちゃん、ありがとう」と話した。