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【BCFC】ヘンゾ門下日本人、山地&グレゴゥ勝ち名乗り

2日(土・現地時間)、ニューアークのエセックス・カウンティ・カレッジ体育館で行われたブリックシティ・ファイティング・チャンピオンシップ。ヘンゾ・グレイシー門下生が大挙出場した同大会には、日本人黒帯柔術家の山地大輔も出場しており、その詳細が届いたので、お伝えしたい。

<ライト級/5分3R>
山地大輔(日本)
Def.2R1分01秒/TKO
マチェイ・リンカ(ポーランド)

左フックから右を振るい組みついた山地、ケージにリンカを押し込んで両差しになると、そのまま小外掛けでテイクダウンを奪う。クローズドガードのリンカは、胸元を蹴りあげて距離を取ろうとするが、山地はタイトにトップをキープする。

マカコ・ゴールドチームのリンカに思いきりの良い右パウンドを落した山地。リンカは山地の左腕をオーバーフックに抱えて、ボディを蹴りあげて距離をとって立ち上がるも、スタンドに戻った山地は後ろ回し蹴りを披露する。

その後、左ジャブに右を合わせて組みつくが、リンカはスタンドでスピニングチョークへ。首を引き抜いた山地は右の連打でダウンを奪うと、再びリンキはガードを取る。ハーフのリンカはロックアップからリバーサルに成功すると、山地はクローズドガードへ。リンカの鉄槌でカットした山地は、さらにパンチを受けパスを許しそうになるが、正対してクローズドへ戻す。


リンカも左目をカットしており、ほぼ互角の展開のなか初回が終わる。インターバル中にヘンゾ・グレイシーのアドバイスを受けた山地は、2R開始早々ダブルレッグからテイクダウンを奪うとハーフから右のパウンドを落していく。

両腕をオーバーフックで抱え込んだリンカに対し、腰を切った山地はコンパクトな動きでヒザ割りパスを決め、サイドへ回り込む。右エルボーを落した山地は、そのままマウントへ移行すると右の鉄槌を落す。体が伸びて、左右のパウンドを受けたリンカを見て、すぐにレフェリーが試合をストップ。

ヘンゾ・グレイシーの日本人黒帯柔術家の山地は、キャリア6勝1敗のリンカからTKO勝ちを手にした。リンカのセコンドを務めたジョルジ・パチーユ・マカコ、ルイス・アゼレードと握手を交わした山地、リングアナのカットは大丈夫かという問いに、「それがMMA、僕はここにMMAを戦いにきたんだ」という言葉を残し、ケージを後にした。

<ウェルター級/5分3R>
グレゴゥ・グレイシー(ブラジル)
Def.1R2分30秒/TKO
マリウス・リンカ(ポーランド)

MMAキャリア4戦目、そして3勝目を目指すグレゴゥの対戦相手は、マリウス・リンカ。サウスポーのグレゴゥは左ストレートで、リンカの姿勢を崩すと、さらに左ミドルを蹴りこんでいく。

左ハイキックでバランスを崩したと思いきや、オモプラッタからすぐにバックグラブを奪い、リアネイキドチョークを仕掛けていく。右のパンチを連打するグレゴゥ、右エルボーも交えながら仰向けの態勢になると、襷掛けから再びチョークを狙う。

必至でグレゴゥの右腕を掴みディフェンスをするリンカだったが、再び腹這いになろうとしたところで、足のフックを外そうと試みる。この一瞬の動きで首ががら空きになると、グレゴゥは待っていましたとばかりリアネイキドチョークを極め、タップを奪った。

「友達の前で試合をできて嬉しい。2年間、MMAから離れていたけど、また戻ってきた」と笑顔のグレゴゥ・グレイシー、チーム・メイトに肩車で担がれ、山地とハイタッチで喜びを表した。

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