【UFN14】ヒョードル防衛策はアンデウソンのライトヘビー戦
北米のMMAファンをホットにさせるウィークエンドが、間近に迫っている。7月19日(土・現地時間)にはついに噂の巨大イベント、アフリクションが旗揚げ戦を行う。多くのMMAトップファイターのスポンサードを行ってきたアパレル・メーカーが、エメリヤーエンコ・ヒョードルを擁して業界参入。これを老舗ズッファが、スパイクTVのライブショーで出迎える。
【写真】3月1日には最強の挑戦者=ダン・ヘンダーソンに完勝したアンデウソン・シウバがライトヘビー級戦に出場する (C) ZUFFA
ラスベガスのザ・パールで行われるUFCファイトナイト、大切なイベントのメインに登用されるのは、UFC世界ミドル級王者アンデウソン・シウバだ。現在の年二回という試合間隔に対し、「4回は戦いたい」という王者が、この試合にはライトヘビー級契約で挑む。
そんなアンデウソンの対戦相手は、ジェームス・アーヴィン。UFC通算戦績は4勝3敗ながら、4月のファイトナイトでは、ヒューストン・アレキサンダーを8秒TKOで葬っているヘビーパンチャー。アンデウソンにとって、ただ単にアフリクション対策で組まれたライトヘビー級お披露目マッチでなく、敗北も覚悟しないといけないシビアなマッチメイクといえる。
ヘビー級チャンピン候補だったブランドン・ヴェラのライトヘビー級転向、王座挑戦時のステロイド使用による1年間のサスペンド明けの試合でフランク・エドガーという強豪を迎え討つエルミス・フランカの登場など、興味深い一戦も組まれている。
また、TUFシーズン7決勝進出を果たしながら、リムジンのドアを蹴り破り出場資格を失ったジェシー・テイラーに復帰のチャンスが与えられ、シーズン7随一の実力者だったCB・ダラウェーと対戦する一番は、米国のUFCファン注目のカードといえるだろう。
同じくTUF7に出場していたティム・クレドゥアーも出場、これもTUF7出身のケール・ヤーブローと対戦する。ブランドン・ヴェラと対戦するリーズ・アンディ、ブローディ・フェーバーと対戦するローリー・マルカム、ジェイムス・ジボォーと戦うブラッド・ブラックバーン、IFLから活躍の場を移してくる3選手にも注目が集まる。
■『UFC Fight Night:Silva vs Irvin』対戦カード
・メインイベント・ライトヘビー級/5分3R
アンデウソン・シウバ(ブラジル)
vs ジェームス・アーヴィン(米国)
・ライトヘビー級/5分3R
ブランドン・ヴェラ(米国)
vs リーズ・アンディ(米国)
・ライト級/5分3R
エルミス・フランカ(ブラジル)
vs フランク・エドガー(米国)
・ヘビー級/5分3R
ケイン・ベラスキーズ(米国)
vs ジェイク・オブライエン(米国)
・ウェルター級/5分3R
アンソニー・ジョンソン(米国)
vs ケビン・バーンズ(米国)
・ミドル級/5分3R
ジェシー・テイラー(米国)
vs CB・ダラウェー(米国)
・ミドル級/5分3R
ティム・クレドゥアー(米国)
vs ケール・ヤーブロー(米国)
・ウェルター級/5分3R
ブローディ・フェーバー(米国)
vs ローリー・マルカム(米国)
・ミドル級/5分3R
ネイト・ローラン(米国)
vs ジョニー・リー(米国)
・ウェルター級/5分3R
ジェイムス・ジボォー(米国)
vs ブラッド・ブラックバーン(米国)
・ライト級/5分3R
デール・ハット(米国)
vs シャノン・グジェルティ(米国)