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【K-1 WGP】バンナがまさかの試合放棄

2010.10.02

Kyotaro vs Le Banner■第6試合 FINAL16/3分3R
京太郎(日本)
Def.3R終了/判定1-0
ジェロム・レ・バンナ(フランス)
※バンナの試合放棄

【写真】今大会のベストバウトというべき内容だったが、バンナが判定に不満を露わにし、リングを下りてしまった (C) WORLDKICKs

K-1ヘビー級王者の京太郎は、前回のタイトル防衛戦でピーター・アーツをKOで倒し、名実共に日本のトップを証明した。ジェロム・レ・バンナは、武蔵の引退試合の相手を務め、その力を示したばかり。チャクリキジムで盟友アーツとタッグを組んで、巻き返しを目指す。

1R、京太郎はフットワークでリングを回る。バンナは左ストレートを放ってKOを狙う。京太郎は、右ミドルキックでバンナの左腕を狙う。バンナは左ストレートで攻撃。京太郎はパンチを受けながらも、ワンツー返す。バンナはプレッシャーをかけながら、左ストレートで攻撃。静かな立ち上がりとなった。


2R、京太郎の右ストレートでスタート。バンナは、負けずに左フック。すると、バンナの左ストレートがヒットする。だが京太郎も右ストレートを返す。バンナは右ローキックで、京太郎の足を止めにかかる。京太郎は回って、右ストレート。バンナの右フックが入ると、京太郎は足を止めてバンナと打ち合う。ややバンナの方が上か。

3R、京太郎は、右ミドルでバンナの腕を狙う。バンナが右フックを放ったところで、京太郎がパンチを連打。足を止めて打ち合う二人。右のパンチを受けるバンナ。左のパンチを受ける京太郎。ここで終了のゴング。判定は1-0でバンナ。勝負は延長戦へ……。ところが、バンナはこれを不服としたのか、リングを下りて帰ってしまった。この瞬間、バンナの試合放棄となり、京太郎の勝利が決まる。何とも後味の悪い終わり方だが、帰ってしまうほどの差はなかったといえよう。

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