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【Gladiator026】キム・サンヒョン戦へ。チハヤフル・ズッキーニョス「グラジのフェザー級を引っ張る」

【写真】丁寧な……丁寧すぎる受け答えに、なぜかMIBUROの狂気が感じられるズッキーニョスでした(C)MMAPLANET

明日5日(日)に豊中市の176BOXで開催されるGLADIATOR026でパク・サンヒョンと戦うチハヤフル・ズッキーニョス。
Text by Manabu Takashima

Road to UFCに進んだフェザー級チャンピオン河名マストへのリベンジを誓うなかで、チーム・ラカイのアドニス・セビジェーノ戦が中止となり、急遽パク・サンヒョンと戦うこととなった。グラジがアジアのフィーダーショー化を目指すなか、ズッキーニョスはモンゴルのダギースレン・チャグナードルジと戦い、前出した河名、さらにハンセン怜雄、石田拓穂ら国内勢との戦いで確実に力をつけてきた。

今後のフェザー級戦線でさらなる活躍が期待されるズッキーニョスにパク・サンヒョン戦に向けての意気込みを尋ねた。

――対戦相手の変更はいつ頃にズッキーニョス選手の耳に届いたのですか。

「水曜日に聞きました。ただ、その時にもうパク・サンヒョン選手になるかもしれないという話で、決定したと聞いたのは2日前でした」

――アドニス・セビジェーノ対策を続けていたと思いますが、ファイトウィークに対戦相手が変更されたときの想いは?

「残念……『マジか』と思いました。でも、パク選手のことを調べて動画も一通り見ました。良い選手ですし、セビジェーノ選手と体格は違いますが、打撃の感じとか対策してきたことはまぁまぁ生きそうだと思いました」

――68キロ契約、500グラムオーバーまでOKと体重も変わりました。

「それはパク選手になるかもしれないという時点で、セビジェーノ選手と戦っても体重は68キロのキャッチウェイトになるということでした。パク選手も以前にフェザー級で戦っていましたし、直前でも試合を受けてくれたことはそれだけ練習をしていたのだと思います。キャッチウェイトに関して、僕もフェザー級のリミットまで落とさないで構わないので、減量が楽になりました」

――そんなズッキーニョス選手ですが、河名マスト選手がRoad to UFC行きを決めました。そこについて、どのように思っていますか。

「マイクでリベンジをしたいと言わせてもらって、それは本心でした。ただ河名選手はRoad to UFCで戦いたいとずっと言っていて、そのチャンスを掴めたことは素直に良かったなぁと思っています。先日、彼が奈良でレスリングのワンマッチをするということで見に行って、その時に少しお話もできて『ぶっちぎりで優勝してください』と伝えました」

――では今後グラジのフェザー級戦線で戦ううえで、今大会で国際戦が組まれたことに関しては、どのように思っていますか。

「今のところ、グラジのフェザー級の日本人は何人かしかいないわけですが、今回出ている中川選手、それに木村柊也選手が継続参戦してくれば絶対にやらないといけないだろうし。まずグラジのフェザー級は自分が引っ張っていく気持ちでいます。やっぱりグラジのベルトは欲しいです。それは河名マストが巻いていたベルトであるわけで(笑)。そこは巻きたいと思っています」

――グラジがアジアのフィーダーショーを目指し始めた昨年から、ズッキーニョス選手はグラジで戦い続けていますが。定期的に試合が組まれるとコンディションを創りやすいなど利点はありますか。

「グラジエイターから毎回オファーを頂けているので、凄くありがたいです。僕も今が一番試合をしたい時期で、外国人選手との試合もやっぱり興味がありますし、そこをどんどん経験できることは嬉しいという気持ちです」

――今後ベルトの所在は不明ですが、ベルトに向けての戦いが再開されることを考えるとどのような試合をしたいと思っていますか。

「本当に急遽受けてくれた相手で、もちろん勝ちには行きます。パク選手のスタイルですが、今時珍しいアップライトで綺麗な打撃を使います。そんな彼の良さも受け止めて戦いたいなと」

――そんなリスキーなことを?

「アハハハハ。短期決戦で突っ込んでくるかもしれない。そこは警戒していますが、本来の戦い方は丁寧に創ってくるタイプの選手なので。そこでガッと来た時に吞まれないようにして、彼の本来のペースに落ち着かせてから攻略したいと考えています。僕の彼に対する強みは組みになるのですが、そこはしっかりと差を見せて勝ちたいと思っています」

――モンゴルから、そろそろダギースレン・チャグナードルジがグラジに戻ってくるというような話も伝わってきます。

「それは楽しみです。チャンスがあればリベンジしたいですし、今戦えば彼が強くなっていても勝つ自信があります。それとダギースレンと他の選手の試合も見たいですよね。ハンセン怜雄選手とか、ダギースレンと手の合う選手は多いかと思います。いや、またグラジに戻ってきた欲しいです」

■視聴方法(予定)
5月5日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■GLADIATOR026対戦カード

<バンタム級/5分3R>
竹本啓哉:61.7キロ→61.65キロ
デッチプール:60.6キロ

<フライ級/5分3R>
山上幹臣:56.65キロ
今井健斗:57.1キロ

<フェザー級/5分3R>
中川晧貴:65.85キロ
水野翔:66.1キロ

<68キロ契約/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス:68.35キロ
パク・サンヒョン:68.25キロ

<PROGRESフォークスタイルグラップリング64.4キロ契約/5分2R>
上田祐起:64.4キロ
江木伸成:61.75キロ

<フェザー級/5分2R>
木村柊也:66.15キロ
塩津良介:64.95キロ

<バンタム級/5分2R>
南友之輔:61.4キロ
秋田良隆:61.25キロ

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠:57.15キロ
田中義基:56.85キロ

<ライト級/5分2R>
磯嶋祥蔵:70.4キロ
都市弦介:70.25キロ

<フライ級/5分2R>
大月宣樹:60.65キロ
カーヴィ:60.55キロ

<バンタム級/5分2R>
ルキヤ:60.0キロ
小見山瞬:61.35キロ

<フライ級/5分1R>
伊藤琥大郎:56.4キロ
塩谷尚也:56.0キロ

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