【The Shooto Okinawa10】17歳&新人王=根井の挑戦を当真佳直が、真正面から跳ね返す
【写真】左カーフだけでなく、右インローも有効に使っていた(C)SHOJIRO KAMEIKE
<ストロー級/5分3R>
当真佳直(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
根井博登(日本)
左ローを蹴った当真。アウトローに根井が左を合わせていく。当真は外・内と前足を蹴り、前蹴りをアゴに届かせる。左フックを当てた根井が、距離を詰めてパンチをラッシュ。当真も右フックを打ち返すと、根井は間合いを取り直した。
左カーフを続ける当真は根井のダブルを切って左右のフックを打つ。根井も近距離で打ち合いに応じる。間合いを取り直した両者、当真が左カーフを当て根井の左オーバーハンドをかわした。
当真の前蹴りに、左を振るった根井がワンツー。荒いパンチを返す当真に左フックを当てた根井だが、当真もフックを打ち返す。
一度離れた狙いのダブルレッグに当真がギロチンも頭を抜いた根井が立ち上がる。そのまま相手の出方を見た両者──そのまま時間となった。
2R、当真はここも左カーフを蹴り、根井は距離を詰めるが蹴りが左カウンターを被弾する。左右から右足を蹴る当真、根井と同時に左フックを打ち合う。相打ち後も根井は圧をかけ左ストレート、続く左ハイにワンツーを打たれて下がる。組んで当真がトップも、スタンドを選択する。
立ちに戻された根井は右足を蹴られ、左の蹴りをキャッチ。スピニングバックフィストからゴチャゴチャと下展開も、根井が間合いを外す。左回りの当真はカーフ&前蹴り、追い切れない根井が左ストレートでステップインすると、左インローを蹴る。当真は左フックを空振りし、すぐに離れる。左で入ってくる根井の動きを見た当真は、ニータップを切り打ち合いから離れようとした根井に左フックをヒットさせる。根井は動きが止め、ラウンドを失った。
最終回、引き続き左カーフの当真。続いて右インローを蹴り込む。圧は掛けても、追い足がない根井は飛び込んでのパンチ、テイクダウン狙いしか手がないか。やや遠い距離からダブルレッグでドライブした根井が、当真をケージに押し込む。頭を抱えて耐える当真が、ヒザを腹に入れる。レフェリーがブレイクし、間合い打撃に戻る。
前足が真っ赤になっている根井は、左フックを被弾する。ワンツーで左を当てた根井に対し、当真もフックを打って離れる。距離が近づくと左フックに下がった根井に、ダブルレッグでテイクダウンを決めた当真がトップを奪取する。ハーフからのバギーを潰された根井は、頭を抱えギロチンをセットしていく。当真もヴァンフルーで抑え、タイムアップに。
新人王のチャレンジのランカー当真が意地を見せ、3-0の判定勝ちを手にし「フィニッシュ難しいですね。反省点だらけですけど、もっと強くなって一本取れるように技を磨いて、もっと練習して頑張ります。内容は自分的には叩かれる部分があるかもしれないですけど、練習して一本取れるよう頑張るので応援よろしくお願いします」と話した。