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【DEEP JEWELS45】フライ級タイトル=中井りん✖栗山葵。暫定ストローは万智、試練のパク・シウ戦へ

【写真】いったい、どうなる!! 万智の現在と可能性を見極めることができる一戦となる、、か (C)MMAPLANET

5月26日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS45に関して、9日(火)&10日(水)と連日タイトル戦が組まれることが発表されている。
Text by Manabu Takashima

既に明らかとなっていたDEEP JEWELS ミクロ級チャンピオン村上彩✖ DEEP女子ミクロ級チャンピオン大島沙緒里というミクロ級王座統一戦に続き、9日にDEEP JEWELSフライ級選手権試合=チャンピオン中井りん✖チャレンジャー栗山葵、10日(水)にはDEEP JEWELS暫定ストロー級王座決定戦=パク・シウ✖万智と2階級のタイトル戦が追加された。


2022年5月に杉山しずかを下し、DEEP JEWELSフライ級王者となった中井は昨年2月に栗山と対戦し、RNCで一本勝ちを収めている。その後、何度か国際戦が組まれるという話も伝わっていた中井だが、1年3カ月振りの実戦復帰で再び栗山と拳を交えることとなった。

中井に敗れて以降の栗山は、RIZINでの熊谷理奈、斎藤百瑚、MANA戦と3試合連続で初回KO勝ち。3試合の合計ファイトタイムは脅威の427秒、1試合平均2分22秒で勝利を収めている。このKO劇は当然、栗山の打撃力がモノをいっているのは確かだが、加えて組みへの対応力が身についたことで、その打撃能力をフルに発揮できるようになったことが大きい。

パワーとスピードを兼ね備えた中井の組みに対し、栗山のやるべきことはテイクダウンを切り、倒されるとスクランブルに持ち込む。思うようにテイクダウンを奪えなかった時、中井はどうなるのか。それこそが、オクタゴンでの2試合という見方できる。

カルペディエム芦屋、北方大地の指導を受けるグラップリング&レスリングがどれだけ生きるのか。ファーストコンタクトから、目が離せない。

また10日には松田亜莉紗が暫定ストロー級王座を返上し、空位となったベルトをパク・シウと万智が戦うことも公表されている。万智は昨年10月にRIZIN LANDMARKで修斗女子スーパーアトム級チャンピオンの渡辺彩華に競り勝ち、波に乗るかと思われたが松田との王座決定戦を微妙な判定ながら落とし、半年ぶりの再起戦がまたも同王座を賭けた戦いとなる。

アジア一の女子の人材を誇るDEEP & DEEP JEWELS、王座を返上した松田だけでなく伊澤星花、そしてパク・シウらもRoad to UFCサイドが欲して然りの面子だ。そんななかパク・シウがアトム&スーパーアトムからストロー級に階級を上げてベルトを獲りに来た。

ここは万智にとって頭抜けてキャリア最強の相手が現れたといっても過言でない。マスタージャパンで練習仲間である両者、昨年の時点で万智にとってパク・シウはとてつもなく手強いスパーリング・パートナーだった。

万智自身が誰よりも、パク・シウの強さを理解しているなかでのタイトル戦。デビューから1年で5試合をこなしタイトル戦に辿り着いた万智は、その後の半年間を充電期間とした。この間にどれだけ天然MMA娘が地力をつけているのか。再起戦は、今後のキャリアが掛かった大一番となる。

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