この星の格闘技を追いかける

【Gladiator026】チーム・ラカイ初襲来、セビジェーノ✖ズッキーニョス。竹本はタイのデッチプールと!!

【写真】楽しみな一戦だ(C)RING CHAMPIONSHIP

8日(月)、GLADIATORより5月5日(日)に大阪府豊中市の176BOXで開催されるGLADIATOR026で竹本啓哉✖デッチプール、チハヤフル・ズッキーニョス✖アドニス・セビジェーノというバンタム級とフェザー級で2つの国際戦が組まれることが発表された。
Text by Manabu Takashima

同大会では既にGLADIATORフライ級王座決定戦=NavE✖オトゴンバートル・ボルドバートルが決定しておりモンゴル、フィリピン、タイとの国際戦が実施されることになる。


バンタム級チャンピオン竹本のMMAマッチは昨年10月にテムーレン・アルギルマーから王座を奪って以来7カ月ぶりとなるが、2月のGLADIATOR CHALLENGER SERIESで竹内稔とPROGRESSフォークスタイルグラップリング・フェザー級王座防衛戦に敗れており、ある意味再起戦となる。

対するデッチプールはプロMMA戦績8勝5敗のタイ人ファイターで、長谷川賢タレントリレーションズ代表が昨年11月にタイのジムを視察した際に発掘した選手とのこと。ONE WSからコロナ期にはONE本戦に昇格したこともあるデッチプールのONEでの戦績は2勝3敗となっている。

ムエタイは30戦27勝3敗のデッチプール、本名はデッチャディン・ソーンシリスパティンで当然ベースはムエタイだ。と同時にプロボクシングでも戦っており、戦績は9戦5勝4敗で3150 Fight Survivalや伝統のダイナミック・グローブにデッチャディン・ソーンシリスッパティンという名で来日している。

ボクシングは5つの勝利全てがKO勝ちで、MMAも5 KO勝ち&一本勝ちが2試合というフィニッシャーだ。と同時にボクシングで2つのKO負けとMMAで3KO負け、2度の一本負けを喫しており”Be Finished”ファイターでもある。

一方、フェザー級タイトル戦線復帰を目指すズッキーニョスと戦うアドニス・セビジェーノは、昨年6月大会以来来日が途絶えていたフィリピン勢──そしてグラジにとって初めてのチーム・ラカイ所属ファイターの参戦となる。

戦績は3勝4敗だがチーム・ラカイのマーク・サンジャオ総帥の強い推薦の下、今回の来日が決まったというセビジェーノは、Road to ONEフィリピンで優勝しONE本戦契約を勝ち取った。その際にラカイに移籍したセブ出身でなかなか荒っぽい選手といえる。

エドゥアルド・ファラヤンやジョシュア・パシオなど大量離脱劇があったチーム・ラカイは、この1年総合力を高める傾向が強く──打撃で前戦を勝利したズッキーニョスとセビジェーノ戦は、その総合力の高さが問われる一戦となるだろう。

なおプレスリリースに寄せられた4選手のコメントは以下の通りだ。

竹本啓哉
「完全決着率の高いストライカー。こういう選手と試合したかったです。ですが、戦績は僕の方が上。必ず極めて勝ちます」

デッチプール
「日本の皆こんにちわ。タイのダッチプールことデッチャディン(本名)です。日本で素晴らしいトップMMAファイターと戦うことが凄く嬉しい。ただし、僕は彼を倒す。倒したいんだ。ありがとう──KRUB!(=タイで最後につけると、ございますというような意味になる)」

チハヤフル・ズッキーニョス
「勢いのあるフィリピンの選手と戦えることを楽しみにしています。フィリピンMMAというと打撃のイメージでしたが、アドニス選手は積極的に組みも混ぜる、ウェルランディットな選手という印象です。アジアの強い相手と戦ってきている選手なので、どんな勝ち方ができるかで自分の実力が測れる良い機会だと思います。僕は昨年のトーナメントからの連戦で、全ての要素が確実に成長しているので、自信を持って戦います。次期王者候補筆頭と呼ばれる試合をします!」

アドニス・セビジェーノ
「僕はセブ州バンタヤン島出身で、セブ州から国際ステージで戦う唯一のマーシャルアーチストであり、フィリピンで最も成功を収めたMMAチーム=チーム・ラカイの一員であることを誇りに思っている。そして自分の道を追求し、母国フィリピンと家族の誇りと共にある。僕は2人の愛すべき娘の父であり、美しい妻の夫だ。家族の存在が、僕に力とやる気、努力の源になっている。MMAでベルトを巻けるよう全ての局面で技術を磨いている。レッツゴー!」

■放送予定
5月5日(日)
午後12時30分~THE 1 TV YouTubeチャンネル

PR
PR

関連記事

Error, no Advert ID set! Check your syntax!

Movie