“鮫戦”はメジャー経験者の顔見せイベントに非ず
11日(土・現地時間)、テキサス州アマリロ・シビックセンターで行なわれたShark Fights13。プレリミナリーからPPVまで、メジャー経験者が集まり粒ぞろいのカードが並んだ大会は、今大会の出場選手中、米国内では最も知名度があるといってもいいTUFシーズン1ファイターのキース・ジャーディンが、メインイベントでトレバー・プラングレーに惜敗した。
また、UFCベテラン同士の対戦となったセミは、ヒューストン・アレキサンダーが初回の絶体絶命のピンチを凌ぎ切り、失速したティエリー・ソクジュから大逆転のTKO勝ちをし、館内にこの夜一番の熱狂を呼び起こした。
注目のウェルター対決は、ポール・デイリーが打撃の圧力で、テイクダウン+スコアリングのホルヘ・マスヴィダルを破り、ビッグステージ復帰を訴えると、アンダーカードのShark Fightsフェザー級選手権試合では、一進一退の攻防を制したロニー・マンが、ダグラス・エヴァンズを下し王座戴冠、英国人ファイター2人が揃って勝ち名乗りを受けている。
メジャー経験者の顔見せファイトではなく、意味ある勝負論を持ちこんだShark Fightsのマッチメイクは好勝負を生み、成功のうちにイベントは終了している。