【UFC118】ミランダが粘り見せるも、マイアが判定勝利
■第8試合 ミドル級/5分3R
デミアン・マイア(ブラジル)
Def.3R終了/判定
マリオ・ミランダ(ブラジル)
サウスポーのマイアが距離を詰めると、ミランダは右ハイから左ローを放ったが、左フックから組みついたマイアは、ミランダの左足を抱えて尻餅をつかせた。一度は立ち上がったミランダだが、マイアが再び尻餅をつかせると、ケージに背を付けるミランダからハーフで上になり細かくパンチを落とす。左足を大きく差し込み、ニアバックからチョークを狙ったマイア。ミランダが正対しようと試みるも、その動きを追いかけていくようにバックをキープ、前に振り落とされそうになると、巧みに腕十字を狙っていった。
これを凌いだミランダ。スタンドに戻ると単発の左ローやハイキックを蹴り、また、マイアも大きな左フック、ミランダの前進を止めるような左ミドルを見せた。
2R、左のローから右フックを放つミランダは、マイアが前に出てくると首相撲からヒザを狙う。それでも、マイアは飛び込むようなシングルレッグで、ミランダの左足にしがみつくとテイクダウンに成功。ミランダが立ち上がっても、ケージに押し込み足を引っ掛け、落ち着いて再び寝かしていく。
マウントを奪い、細かくパウンド&エルボーを放つマイアは徐々にミランダの身体を登っていき、自らのヒザで相手の脇を差し上げると腕十字へ。だが、ミランダはここでも腕を引き抜いて立ち上がることに成功した。
3R、マイアがシングルを狙うも、ミランダの左ローがタイミングよく決まる。それでも、強引に倒していったマイアは、グラウンドへ引きずり込み、ミランダのバックを奪って側頭部にパンチを放っていくと、またもや腕十字へ。
これを察知したミランダは、立ち上がって腕を引き抜き、スタンドにっ戻る。続いて、マイアのシングルをきることに成功したミランダだったが、疲労感も強く手が出なくなる。残り1分強、シングルで飛び込んだマイアがテイクダウンからマウントを奪って、再び腕十字をセット。
パンチを落としながら、腕十字を狙い、一度はミランダの腕を伸ばしたかにみえたが、粘りを見せ、態勢を入れ替えたミランダがバックをとり、一気呵成にパンチを放って反撃に転じたが、ここでタイムアップ。30-27×3の判定3-0でマイアが勝利を挙げた。