【PWP】3階級で王者が誕生、パルバーはガリーホに完敗
【写真】メインを締めたのは元UFCヘビー級世界王者のシルビア。ブエンテーロを下し、次戦はペドロ・ヒーゾを迎え撃つという――。PWPのヘビー級戦線をどこまで盛り上げることができるか (C) KEITH MILLS
8月14日(土・現地時間)、カリフォルニア州アーヴァインのブレン・イベンツセンターでは、パワーハウス・ワールド・プロモーション(PWP)主催によるPPV MMAイベント「War on the Mainland」が開催された。
元UFC世界ヘビー級王者ティム・シルビア、初代UFC世界ライト級王者ジェンス・パルバーら、実に7人ものUFC参戦経験者が参戦を果たした同大会。メインカードでは、PWPが認定するヘビー、ライトヘビー、ミドルの3階級で王座決定戦が行われ、シルビア、トニー・ロペス、マット・ホーウィッチがそれぞれベルトを戴冠した。
メインのシルビアは、UFCとストライクフォースで王者挑戦経験のあるポール・ブエンテーロを相手に単調なファイトではあったものの、2R終了間際に左ストレートから右アッパーを叩き込み決着、次期挑戦者はペドロ・ヒーゾとなる模様だ。
また、KOTC王者のキャリアを持つロペスは、UFC経験者のジェイソン・ランバートをヒザ蹴りで破る大金星をゲット。ミドル級王座決定戦に臨んだホーウィッチは、4Rに及ぶ長期戦の末、あのターレス・レイチからチョークで一本勝ちという快挙を成し遂げている。
なお、2008年より勝ち星から遠ざかっている大ベテラン=パルバーはディエゴ・ガリーホのギロチンで、僅か68秒での一本負け。目下6連敗となり、自らが否定する引退がいよいよ、その足下に忍び寄ってきた。