【ONE FN16】三浦彩佳が1年8カ月振りのMMAでモン・ボーと対戦。TD&袈裟固めで削り、勝負は終盤か
【写真】三浦にとっては、ここで勝てば再びタイトル戦線に浮上できるであろうモン・ボー戦だ(C)ONE
11日(火・現地時間)、11月4日(土・同)にタイのルンピニー・スタジアムで開催されるONE Fight Night16で、三浦彩佳がモン・ボーと対戦することが発表された。
Text by Kameike Shojiro
三浦にとっては今年2月のダニエル・ケリーとのグラップリングマッチ以来の試合。MMAでは、昨年4月にダヤニ・ソウザ・カルドゾと対戦してから1年8カ月振りとなる。
三浦は2019年のONE初出場からMMAで4勝3敗の戦績を残しているが、昨年はシィオン・ヂィンナンとの世界ストロー級選手権試合、さらにソウザとの復帰戦で星を落としており、タイトル戦線で生き残るためには、このモン・ボー戦が正念場となる。
対するモン・ボーは現在、ONEで2連勝中のストライカーだ。昨年12月のジェネリン・オルシム戦は10ポンドもの計量オーバーからのKO勝ちではあったが、続くカルドゾ戦では判定勝ちを収めている。
今回は前戦でカルドゾに勝利しているモン・ボーと、カルドゾに敗れた三浦が対戦することに。三浦はカルドゾ戦で開始早々に右を被弾し、得意の袈裟固めで抑えきることができず。2Rに右肩を負傷してTKO負けとなった。とはいえカルドゾのパンチを受けながらも、テイクダウンとグラウンドの展開には三浦らしさを見せた。
一方、モン・ボーはカルドゾを相手に打撃戦を展開し、得意の右を中心に攻め込んだ。タフファイトの末に判定勝ちを収めたものの、カルドゾのローと組みの前に苦戦を強いられ、終盤はスタミナを失っていたのは誰の目にも明らかだった。
もちろん単純比較はできないことは承知のうえで――互いの前戦の内容から考えれば、まず三浦にとってはカルドゾ戦のように右を被弾しないこと。そして得意のテイクダウンと抑え込みで削り、終盤でフィニッシュを狙うことが勝利のカギとなるか。
なお、プレスリリースに添えられていた三浦のコメントは以下の通りだ。
三浦彩佳
「オファーがあったときはすごく燃えました。打撃✖寝技の対戦カードで、見ている方に楽しんでもらえる試合になると思っています。何度も試合があるかないか分からない状況が続いていたので、試合ができる準備はずっとしていました。打撃、寝技、全ての局面でレベルアップしています。前回の試合からここまで、本当に苦しいことがたくさんありました。仲間たちの試合を見ていて、自分自身の存在も、このままで良いのだろうか、と自問自答する日々が続きました。この試合が決まるにあたり、たくさんの人々に協力してもらいました。本当に感謝しています。勝ってしっかり言いたいことを言います。ファンの皆さん、ずっと待っていてくれてありがとうございます。辛いとき、苦しいときも耐えてこられたのは、皆さんのおかげです。やっと復帰戦の発表ができました。最後に笑うのは私です。勝って感謝を伝えたいです。」
■視聴方法
11月4日(土・日本時間)
午前9時~ABEMA格闘チャンネル