【SHOOTO BR】シアー王座防衛、世界&南米で新王者
【写真】2度目の王座防衛を果たしたシアー・バハドゥルサダとブラジル修斗協会代表を務めるノヴァウニオン総帥アンドレ・ペデネイラス。シアーは10月16日にスタートするグローリーGPで修斗ウェルター級(76キロ)に階級を下げる予定だが、果たしてベルトの行方は? (C) Eduardo Ferreira
6日(金・現地時間)、ブラジルはリオデジェネイロ州ラランジェイラス市のエブライカ体育館で、世界戦2試合、南米選手権試合1試合を含む、全8試合からなるビッグマッチ「Shooto Brazil 16」を開催した。
昨年に続き、8月にビッグショーの開催となった修斗ブラジル。今回はファルタレーザから、リオデジャネイロに場所を移しての開催だけに、さらにプロモーションには力が入っていた。
そんな同大会のメインはゴールデングローリー所属の修斗世界ライトヘビー級王者シアー・バハドゥルサダが、世界2位で南米大陸同級王者のカルロス・インジオ・ペレイラを僅か38秒で破り、2度目の王座防衛に成功した。シアーのパンチには、修斗ブラジル代表アンドレ・ペデネイラスも「もの凄く重い」と評し、今大会のベストファイターだと明言している。
【写真】修斗南米大陸ライト級王座についたジョニー・エドゥアウド。ルタリーブリからノヴァウニオンに移り、ついに悲願のベルトを巻いた (C) Eduardo Ferreira
デデによると、ベストファイトはヘナン・バラォンのWEC出場に伴う王座返上により、ジョニー・エドゥアウド×パウロ・グェレイロ・ダンタスの間で争われた南米大陸ライト級王座決定戦。ノンストップの一進一退の攻防を今から11年前に、VTJ99で五味隆典と対戦経験のあるエドゥアウドが制した。
また青木真也の王座返上により、ブラジリアン同士で行われた王座決定戦となった修斗世界ミドル級選手権試合は、世界2位&南米王者のルイス・ベイサォン・ラモスが、世界5位&南米2位のイーゴー・チャツビーニャを下し、第9代修斗世界ミドル級王座に輝いた。
アンダーカードでは、K-1出場レベルにあるといわれるブラジル重量級界の新鋭で、ストライクフォースと契約間近という話も伝わってくるグト・イノセンチが、南米大陸1位のヴィトー・ミランダを圧倒、2R1分45秒TKO勝ちを収めている。
【写真】グト・イノセンチ。ついに噂の重量級の逸材が、メジャーへの一歩を踏み出しだ (C) Eduardo Ferreira
同大会をプロモートしたデデは、2011年は2年間プロ修斗が行なわれていない米国、そして04以来7年振りとなるカナダでイベントを開く方向で動いている。
実力者を北米トッププロに送り出すことで、新たなインベスターの獲得が可能であることを示したデデ、その手腕を発揮するのは選手の育成だけに留まらないようだ。
■SHOOTO BRAZIL 16試合結果
<修斗世界ライトヘビー級選手権試合/5分3R>
[王者]シアー・バハドゥルサダ(オランダ)
Def.1R0分38秒/KO
[挑戦者]カルロス・インジオ・ペレイラ(ブラジル)
<修斗世界ミドル級王座決定戦/5分3R>
ルイス・ベイサォン・ラモス(ブラジル)
Def.3R終了/3-0
イーゴー・チャツビーニャ(ブラジル)
<修斗南米大陸ライト級王座決定戦/5分3R>
ジョニー・エドゥアウド(ブラジル)
Def.3R終了/3-0
パウロ・グェレイロ・ダンタス(ブラジル)
<修斗ヘビー級/5分3R>
グト・イノセンチ(ブラジル)
Def.2R1分45秒/TKO
ヴィトー・ミランダ(ブラジル)
<修斗ウェルター級/5分3R>
ハクラン・ディアス(ブラジル)
Def.2R/TKO
セサリオ・ジドミニコ(ブラジル)
<修斗ミドル級/5分3R>
エマニュエル・ジュニオル・キラー(ブラジル)
Def.1R4分47秒/TKO
エルナニ・ペルペトゥオ(ブラジル)
<修斗ウェルター級/5分3R>
ジオバンニ・デニス(ブラジル)
Def.3R1分38秒/TKO
クリスチャン・ノゲイラ(ブラジル)
<修斗フェザー級/5分3R>
ホドウフォ・マルケス(ブラジル)
Def.3R終了/3-0
ヴァルテウ・ジュニオール(ブラジル)