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【UFC174】2008年以来のUFC、オルロフスキーが凡戦制す

2014.06.15

<ヘビー級/5分3R>
アンドレイ・オルロフスキー(ベラルーシ)
Def.2-1:29-28, 29-28, 28-29
ブレンダン・シャウブ(米国/13位)

2008年以来のUFC復帰となったオルロフスキーは大歓声でファンに迎えられる。しかし、打たれ弱さはかなり深刻になっている。左フックを振るいながら前に出たオルロフスキーは、組んでシャウブをケージに押し込む。離れたシャウブが右を打ち込む。オルロフスキーは左ローを返し、距離を保つ。慎重なシャウブ、距離が近づくと再びオルロフスキーが組んでケージに押し込む。差し代えられると、後方に下がって離れたオルロフスキー。

シャウブは右のオーバーハンド、オルロフスキーも右を伸ばすがすぐに下がる。組まれて離れ際に左を放ったシャウブだが、これは届かない。されば右を振るいながら前に出たシャウブ、ここも目標を打ち抜けず組まれてしまう。ケージから離れたオルロフスキー。シャウブはダブルレッグを失敗、ここで両者ディフェンシブな初回が終わった。

2R開始直後、オルロフスキーのローが急所に。再開後、テイクダウンのフェイスから右を伸ばすシャウブ、オルロフスキーも左のカウンターを狙う。続いてワンツーから組んだオルロフスキー、シャウブが暫くして離れる。左を思い切って振るうシャウブ、右を返すオルロフスキー、どちらの拳もクリーンヒットはない。パンチの交錯から、今度はシャウブが組んでドライブ、オルロフスキーをケージに運ぶも、場内は大きなブーイングに。

離れた両者、互いにオーバーハンド気味のフックを見せる。残り30秒、シャウブは右アッパーをヒットさせるが、次の一手はなく2Rが終了した。最終回、思い切り右を振るうシャウブだが、ここも空振り。オルロフスキーは左から右を打ち込む。1分を経過し、オルロフスキーが組んでいくが、ここでシャウブがテイクダウンに成功する。クローズドガードのオルロフスキーは左右のパンチを被弾する。ガードの上からこねるように鉄槌を入れるシャウブ、大振りのパンチは精度は低いが、オルロフスキーもクローズドのまま対処できない。

勢いのある鉄槌を受けたオルロフスキーが、ようやくガードを空けてシャウブの胸を蹴って立ち上がる。すかさず組みついたシャウブ、残り30秒で離れると、ここでもダブルレッグへ。これを防がれ、両腕を振り回すシャウブは右歩を大きく腫らしタイムアップを迎えた。結果はスプリットでオルロフスキーが勝利も、見るべきところは非常に少ない試合だった。

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