【Pancrase337】フェザー級KOPC調印式 亀井「圧倒的実力至上主義」✖新居「掴めないことは絶対ない」
【写真】亀井の腕を掴むための新居の動きが非常に興味深い王座決定戦だ(C)MMAPLANET
15日(金)、24日に立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase337のメインで組まれたフェザー級KOP王座決定戦の調印式が、新宿区サンエービル会議室で行われた。
透暉鷹の返上したベルトを争うのは、亀井晨佑と新居すぐるの両者──亀井は昨年7月に、その透暉鷹と暫定王座を争って敗れて以来2度目のタイトル戦で、新居は初めてベルトが懸かった戦いに挑む。
「去年、僕がパンクラス復帰戦をさせてもらった時に高木(凌)君が凄いKO勝ちして、亀井選手がタイトルマッチに出て最後まで諦めてないで向かっていく、僕が苦手なドンドン来る選手だなって思っていたんですけど、1年ぐらい経ってこうやってタイトルマッチで戦えるとは思っていませんでした。でも僕は誰の腕でも掴んだら絶対に極めることができる必殺技を持っていて。柔術黒帯の人と渡り合えるのではなくてガンガン黒帯の人から取れるので、僕は。それぐらい強い必殺技を持っていると思っています。亀井選手とは最近流行っている変な煽りをしなくても試合で色々な人の心を掴めると僕は思っているので。僕は勿論倒しに行きますし、一切油断もしていません。戦えるのが楽しみです」と、まず新居が意気込みを語った。
対して亀井は「今回、透暉鷹選手がベルトを返上という形でビックリはしているのですが、タイトルマッチということには変わりないので、そこはかなり気合が入っています。新居選手が必殺技を持っていると言っていましたけど、なかなか僕のことを崩すのは難しいと思います。でもランカーで僕のことを崩せる可能性があるのは、新居選手なのは間違いないです。それぐらい一発があるので。さっき言った煽りも、無駄な煽りはいらないのかなと。試合だけで十分、熱い試合が見せられると思います。まぁ気合が入っているので、お互い熱い試合をしようかなと思います」と続けた。
ここから質疑応答に入り、オフィシャルの質問が続いた後のMMAPLANETの問いに対する両者の返答を記しておきたい。
──亀井選手、新居選手限定で腕を取られた場合はどのようになると考えていますか。
亀井 難しい質問ですね。取られたらですか? 取られないと分からないですけど、去年の7月に腕を思い切り取られたんですけど……耐えられるなら頑張って耐えたいです。もしかしたら体を凌駕する精神力が出てくるかもしれないので──」
──極められたらではなくて、掴まれたらという段階だと?
亀井 掴まれたらですか? どうなんですかね。ぶん殴りにいくか、剥がすか。どっちかですかね(笑)。
──ではまた新居選手、亀井選手が相手という限定で──腕を掴むことができない場合は、どのような戦いができると思っていますか。
新居 掴めなくても殴って倒せると思っていたんですけど、25分間あって掴めないことは絶対にないので。想像がつかないです、腕が掴めない自分を。
──24日、記者泣かせといって良いほどイベントが重なっています。日本中で40試合近いMMAの試合が組まれたなかで、パンクラスだけでなく他の2大会の試合と比較しても自分たちの試合が抜けている点をアピールして頂けますか。
亀井 団体が(スローガンとして)掲げているように圧倒的実力至上主義。他の団体は分からないですけど、良く分かんないカードがあったりすると思うんですよ。でもパンクラスはそういう意味では、見ている人には伝わるカードだし、特に今回はそういうカードが並んだなかでメインを務められるのは凄く嬉しいです。逆にこの大会を見られなかったことを周囲が後悔するような試合をしたいと思います。
新居 僕は普段から格闘技を見ない人も試合を見てくれたら良いなと思ってSNSをやっています。パンクラスで僕が唯一のインフルエンサーだと思っているので、格闘技に興味がない、どこの格闘技があろうと見る気がないけど新居すぐるを見たいという人に見てもらうと思っているので。他のどんな大会があっても、そこは僕には関係ないと思っています」
■Pancrase337対戦カード
<フェザー級KOP決定戦/5分5R>
亀井晨佑(日本)
新居すぐる(日本)
<ウェルター級/5分3R>
藤田大(日本)
住村竜市朗(日本)
<ストロー級/5分3R>
八田 亮(日本)
黒澤 亮平(日本)
<ウェルター級/5分3R>
押忍マン洸太(日本)
川中孝浩(日本)
<バンタム級/5分3R>
井村塁(日本)
河村泰博(日本)
<フェザー級/5分3R>
平田直樹(日本)
遠藤来生(日本)
<フライ級/5分3R>
秋葉太樹(日本)
ムハンマド・サロハイディノフ(タジキスタン)
<ライト級/5分3R>
余勇利(日本)
神谷大智(日本)
<バンタム級/5分3R>
山口怜臣(日本)
安藤武尊(日本)
<ライト級/5分3R>
松岡嵩志(日本)
葛西和希(日本)
<女子ストロー級/5分3R>
KAREN(日本)
高本千代(日本)
<バンタム級/5分3R>
矢澤諒(日本)
笹晋久(日本)
<フライ級/5分3R>
梅原規祥(日本)
饒平名知靖(日本)
<ウェルター級/5分3R>
佐藤生虎(日本)
渡邉ショーン(日本)