【UFC】エレンバーガー、豪打でハワードを続行不能に
■第8試合 ウェルター級/5分3R
ジェイク・エレンバーガー(米国)
Def.3R2分21秒/TKO
ジョン・ハワード(米国)
いきなり激しいパンチを交錯させた両者。ややハワードの勢いに押されたように見えるエレンバーガーが、組みつきハワードをケージに押し込んでいくも、押し込む展開が続くと、館内は大ブーイングに支配される。
ケージを背にしつつ、ヒザを突き上げるハワードだったが、ここでレフェリーがブレイクを命じる。左から右を繰り出すハワードに対し、エレンバーガーは首相撲からダブルレッグに切りかえ、テイクダウンを奪う。クローズドガードで腕をしっかりと固めるハワードに対し、パウンドをなかなか落とせないエレンバーガーが、ようやく手首のロックを解いてパウンドを落としていくが、ここでもブレイクとなる。
スタンドに戻り、左をヒットさせたエレンバーガーは、組みついてきたハワードからシングルレッグで再びテイクダウンを奪うと、今度はハーフの状態でヒザをつき、左のパウンドを連打、そのままラウンド終了を迎えた。
2R、右ハイ、ヒザ蹴りから勢いのあるパンチを見せたハワードだったが、ここでもエレンバーガーにテイクダウンを許してしまう。クローズドガードのハワードにエルボーを連打で落とすエレンバーガー。腕十字狙いから反転して立ち上がろうとしたハワードの背中にしっかりと貼りついていく。
自らガードに戻したハワードは、思い切りエレンバーガーが振りかぶってパウンドを狙ったところで、体を反転させ立ち上がることに成功。大振りのフックをヒットさせ攻勢に出たいハワードだったが、パンチを打つ際に体が流れており、ここでもテイクダウンを許してしまう。ハーフから起き上がろうとしたハワードの首を固め、エレンバーガーがパウンドを顔面に入れる中、2Rが終了した。
スタンドで僅かの間だが、攻め込まれた点をジャッジがどのように判断するかというラウンドに。最終R、左目を大きく腫らしたハワードは、エレンバーガーの蹴り足を掴み、押し込むと、ジャンピングニーを見せる。打撃戦で攻めたいハワードだが、眼の傷が気になるのか自ら組みついていく。距離を取った両者、ハワードは前に出られずエレンバーガーのダブルレッグの餌食になる。レフェリーがここで両者を分け、ドクターがハワードの傷をチェックすると、即座に試合続行不可能をドクターが伝え、エレンバーガーのTKO勝ちが決した。