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【UFC】中量級最後の大物?! ジェイク・シールズ正式出場

Shields噂の域を越え、もはや既成の事実として捉えられていたジェイク・シールズのUFC出場が、19日(月・現地時間)にオフィシャル・ホームページで正式に伝えられた。キャリア25勝4敗1分、ミドル級&ウェルター級の非UFC最強ファイターがついにオクタゴンデビューを迎える。

【写真】UFCでは同じウェルター級で戦うことになるシーザー・グレイシー柔術の同門のネイト・ディアズとトレーニングするジェイク・シールズ。当然のようにストライクフォース世界ウェルター級王者ニック・ディアズもチーム・メイトだ。対戦相手がいなかったことだけがミドル級で戦った要因ではないだろう (C) MMAPLANET

オフィシャルニュースによると、UFC出場に関しジェイクは「これまでUFC以外のあらゆる場所で戦い、どこででもタイトルを保持してきた。でも、そこはUFCではなかったんだ」と、現在の心境を語っている。

4敗こそ喫しているが、最後の敗北が2004年12月の修斗・菊池昭戦。この試合以降、5年8カ月で14連勝中。本人も語っているように、ストライクフォースでは目ぼしい対戦相手がいないという理由で、ミドル級で戦いジェイソン・メイヘム・ミラーを下し、同級世界王座を獲得。4月のCBSライブ大会ではダン・ヘンダーソンを破ったことは、記憶に新しいだろう。


ストライクフォース世界ミドル級王座を獲得するまで、ジェイクは修斗世界ミドル級(76キロ)、ROTR(ランブル・オン・ザ・ロック)ウェルター級(78.5キロ)トーナメント優勝、エリートXC世界ウェルター級王座を獲得してきた。

この間、破ったビッグネームは桜井“マッハ”速人、ミルトン・ヴィエイラ、トビー・イマダ、デイブ・メネー、岡見勇信、カーロス・コンディット、ヘナート・ベヒーシモ、マイク・パイル、ニック・トンプソン、ポール・デイリー、ロビー・ローラーという錚々たるメンバーだ。

Shields 02【写真】(左上)EXC世界ウェルター級のベルトを獲得し、高々を差し上げる。(右上)ダン・ヘンとのストライクフォース世界ミドル級選手権試合の記者会見で。(左下)ハワイのROTRで行なわれたウェルター級トーナメント初戦でデイブ・メネーと戦う。(右下)同じハワイでレイ・クーパーを破り、プロ修斗世界ミドル級王座に就いた (C) EXC, STRIKEORCE, MMAPLANET

「名声や大金を手にすることは嫌なもんじゃない。でも、僕が戦う一番の理由はベストファイターを相手に自分がどれだけできるか、試してみたいから」というジェイク。UFCには王者GSPを初め、ジョン・フィッチ、チアゴ・アウベス、ジョシュ・コスチェック、カーロス・コンディット、マーティン・カンプマンと右を見ても、左を見ても強豪揃い。いくらでも自分を試すファイトができるようになる。

代役出場など急なオファーを以前に受けたことはあったが、自らを安売りしなかったのもジェイク。タイトルを狙うことができる位置でのUFC参戦を果たすことができる。

オフィシャルリリースでは、触れられていないが、10月のUFC121におけるマーティン・カンプマン戦が、オクタゴン初陣となると見られており、現時点でUFCではウェルター級で戦うことになるようだが、本人はミドル級王座もその視野に入れている。

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