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【Road to UFC2023Ep01】ワンマッチ出場、グラジから世界へ。ニャムジャルガル「MMAで勝負したい」

【写真】トンガーと合流したニャム。今頃、計量中か(C)MMAPLANET

27日(土・現地時間)&28日(日・同)の両日に、中国は上海のUFC PIにおいて開催されるRoad to UFC。そのエピソード01でトップノイ・キウラム✖ナムジャルガル・トゥメンデムベレエルという興味深いフライ級ワンマッチが組まれている。

トーナメント戦でないのが勿体ないタイ人✖モンゴル人ファイターのマッチアップだ。3月のGLADIATOR021でNavEを7秒で破り、フライ級王座を獲得後にこのワンマッチ出場を決め、ベルトを返上したニャムジャルガルは、その後トンガーことジャダンバ・ナラントンガラグと再合流を果たしている。そんなニャムをシャンダスMMAに訪ねた。


――来週の土曜日に上海で試合だというのに、鼻血が出るような激しいスパーリングをしていて……唖然です(※取材は19日に行われた)。

「大丈夫です(笑)。明日からは疲れを抜くようにしているので、今日が最後のハードなスパーリングの日でした」

──前回、1月にウランバートルを訪れた時は別のジムで練習していましたが、トンガー率いるシャンダスMMAにはいつ頃から合流したのですか。

「2017年ぐらいにも実はここで練習していたました。ただ、家が遠いのと夜の仕事をしていて練習時間と重複していたので、あまりジムに来ることができないようになったんです。今回、大きな舞台で戦うことになったので練習環境を変えたいと思い、4月2日からシャンダスに再合流しました」

──1月に練習を見させてもらった時より、随分とコンディションが良さそうに見えました。

「実は去年の11月に試合をしてから、ずっと練習していなかったんです。あの時、久しぶりに練習に戻った時だったので、あまり良い動きができませんでした。でも、あの後に日本での試合が決まり、また今回のRoad to UFCに向けて練習を続けているのでコンディションは非常に良い状態です」

──Gladiatorでフライ級王者になり、今回はRoad to UFCにワンマッチの出場です。トーナメントではないですが、キャリアアップにどのように生かしたいと考えていますか。

「自分としては、いつも強い相手と戦いたいと思っています。ここでトップノイという強い選手と戦うことになり、非常に嬉しいです。そういう強い相手と試合をすることで、集中して練習もできています」

──このワンマッチを経て、次のRoad to UFCを狙っているのでしょうか。それとも違う舞台も視野に入れていますか。

「今回、良い勝ち方をすればUFCと契約できる可能性が高いです。それが無理であれば、来年のRoad to UFCのトーナメントに出場したいと思っています」

──では強い相手と言われていたトップノイの印象を教えてください。

「ムエタイがとても強い。ムエタイを使ってMMAを戦っているので、自分としてはMMAで勝負したいです」

──日本では7秒という秒殺勝利だったので、MMAとしての戦いは残念ながら日本で見ることはできなかったです。ニャムにとってMMAで勝負するというのはどういう戦いをするということですか。

「次の試合も判定までいかない、KOか一本で勝負をつけたいと思っています。ジャッジに試合を決めてほしくないので。必ずKOか一本で勝ちます」

──ところで6月に練習仲間のダギースレン・チャグナードルジ、前回一緒に日本で戦ったテムーレン・アルギルマーがそれぞれGladiatorでフェザー級王座決定トーナメントとバンタム級選手権試合で戦います。

「ダギースレンとテムーレンが日本でタイトルを賭けて戦うことができることが、非常に嬉しいです。ぜひ勝って欲しいです。それと個人的なことなのですが、3月に自分にGladiatorフライ級王座に挑戦する機会を与えてくれたNavE選手に感謝しています。Road to UFCで戦うことができるのも、あの勝利があったからです。それはNavE選手が自分との試合を受けてくれたからです。感謝しています」

──改めてですが、モンゴル人選手はなぜ強いのか。そのわけをニャムに教えてもらえないでしょうか。元寇ではないですが、グラジでのニャムとテムの強さを見て日本のMMAファンは蒙古襲来と言っています。

「モンゴルが日本を攻めた時、2度とも台風の影響で上陸できずに敗れました。あの頃のモンゴル軍は船創り技術力や準備不足という問題があって勝てなかったと学びました。モンゴル人の強さは厳しい自然の下で育ったことが大きい。そう思っています。この厳しい自然を相手に生きていることで体が強くなり、また自然からエネルギーを貰うこともできます。人ではなく、自然の流れに合わさないと生きていけないので性格的にも我慢強くなれます。これからのことが合わさって選手として、そして人間としてモンゴル人は強いのだと思います」

■視聴方法(予定)
5月27日(土・日本時間)
Episode01
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode02
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

5月28日(日・日本時間)
Episode03
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode04
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
キム・サンウォン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
マーク・クリマコ(米国)
イ・ジョンヒョン(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
ウズアズベク・ジャフフ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
ロナル・シアハーン(インドネシア)

<フライ級/5分3R>
トップノイ・キウラム(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
ルー・カイ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
スミット・クマール(インド)
チェ・スングク(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イープークールー(中国)
神田コウヤ(日本)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チーニョーシーユエ(中国)
ビリー・パスラタン(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
タイラークゥ(中国)
キム・ハンスル(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
ホン・ソンチャン(韓国)
ロン・チュウ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
上久保周也(日本)
チィルイイースー・バールガン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
丸山数馬(日本)
キム・サンウク(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
野瀬翔平(日本)

<ウェルター級/5分3R>
クリス・ホフマン(フィリピン)
ユ・サンフン(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
キ・ウォンビン(韓国)
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
イ・チャンホ(韓国)
ラナルドラ・プラタップ・シン(インド)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ウィンドリス・パティリマ(インドネシア)
原口伸(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
エプライム・ギンディン(インドネシア)
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)

<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
シャン・シンカイ(シンガポール)

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