【Gladiator021】ワードッグ王者ゆうと、TDに苦しむも打撃で盛り返しキム・ウィジョンに判定勝利

2023.03.26

【写真】最終回、TD防御からのパンチ連打で勝利を明確に(C)MMAPLANET

＜バンタム級／5分3R＞
ゆうと（日本）
Def.3-0:30-27.30-27.29-28.
キム・ウィジョン（韓国）

広いスタンスで距離を取るゆうとが、徐々に距離を詰めてキム・ウィジョンにケージを背負わせる。パンチのフェイントに対し、キム・ウィジョンが右ローを見せる。ゆうとは左インロー、さらに右カーフキックを当てた。いきなりの右ストレートをかわしたゆうとが下がると、キム・ウィジョンは前蹴りを繰り出す。ゆうとは左ジャブを突くと、キム・ウィジョンが下がる。しかし、すぐに前に出てきて、ダブルレッグで飛び込んだ。

左のオーバーフックから、ゆうとをキム・ウィジョンがケージに押し込む。ゆうとが頭をつけ、右腕を差し上げて体勢を入れ替えようと試みたが、キム・ウィジョンは構わずケージに押し込み続ける。ここで、ゆうとのヒザ蹴りがキム・ウィジョンの下腹部を捉え、試合が中断された。

再開後、キム・ウィジョンが右手を伸ばして距離を測る。ゆうとが右ハイを繰り出した。前に出て来るキム・ウィジョンを左右フックで迎え撃つゆうとは、さらに右カーフキックを連続で当てた。キム・ウィジョンも右ローを返す。ゆうとは終了間際に右カーフからダブルレッグで組みつき、バックコントロールからバックグラブを狙って行った。

2R、キム・ウィジョンが右ストレートを伸ばす。ゆうきにケージを背負わせるが、前に出て来るキム・ウィジョンに左右フックのカウンターを合わせた。ゆうとの左インローでキム・ウィジョンの足が流れる。対するキム・ウィジョンも右カーフキックで、ゆうとの動きを止める。ゆうとのパンチをかいくぐり、組みついたキム・ウィジョンがボディロックからテイクダウンを奪った。

ケージ際でパスしたキム・ウィジョン、ゆうとはハーフガードに戻す。パンチで削るキム・ウィジョンに対し、ゆうとは蹴ってから立ち上がった。すぐに組みついたキム・ウィジョンが、ゆうとをケージに押し込む。互いにヒザを腿に入れ合うなか、ゆうとが両腕を差し上げて離れた。ケージ中央で、ゆうとの右カーフキックが当たる。キム・ウィジョンの右ストレートも、ゆうとの顔面を捉える。

ゆうとは接近戦では左右フックを振り、距離ができると右カーフキックを当てる。左足のダメージが溜まってきたか、キム・ウィジョンがバランスを崩す場面が多くなる。それでもキム・ウィジョンがダブルレッグから背中を着かせて、このラウンドを終えた。

最終回、体を振るゆうとが左ジャブを当てた。キム・ウィジョンは距離を詰めて、左ミドル。距離が近くなると、ゆうとは首相撲で捌くが、キム・ウィジョンが組みついてテイクダウンを奪った。フルガードのゆうとに対し、キム・ウィジョンはパンチとヒジで削っていく。左ヒジがゆうとの顔面にヒットした。ゆうとは背中にケージを着けて上半身を起こす。立ち上がろうとするゆうとを、キム・ウィジョンが再びグラウンドに引きずりこんだ。

ゆうとのスイープを潰すキム・ウィジョンだが、ゆうとはキム・ウィジョンのシングルレッグを切りながら右ヒジを突き刺し、立ち上がった。ここでまたも、ゆうとのヒザ蹴りがキム・ウィジョンの下腹部に入ってしまう。ゆうとに口頭注意が与えられ、試合は再開。ケージ中央で左右フックを当てるゆうと、キム・ウィジョンに「来い、来い」とアピールする。

キム・ウィジョンのシングルレッグをスプロールしたゆうとは、相手をケージに追い込み左右フックと右ボディフックを当てる。残り10秒でキム・ウィジョンがテイクダウンを狙ったものの、それを切ったゆうとが連打から右アッパーを当てて試合を終えた。