【BFC23】ママリスがシーズン3バンタム級T出場権を得る
■バンタム級/5分3R
ニック・ママリス(米国)
Def.1R4分40秒/TKO
アルバート・リオス(米国)
【写真】マーク・オーシロ、アルバート・リオスに連勝とくれば、ニック・ママリスの実力は本物だ (C) KEITH MILLS
オーソドックスのリオスと、サウスポーのママリスのローが交錯する。スイッチしオーソに戻したママリスのストレートがヒットし、リオスはケージ際まで後退。再び距離を取ると、ママリスが左ミドルを蹴り込んでいく。リオスのテイクダウン狙いを切り返し、ケージに押し込んでから足を刈ってテイクダウンを奪ったママリス。リオスが立ち上がると同時に、ヒザ蹴りを見舞っていく。
シングルでテイクダウンを狙ったママリスにギロチンを仕掛けたリオス。これはすぐに察知したが、テイクダウン成功直後に際どいギロチンで捉えられてしまう。ここでも難を逃れ、スタンドに戻ったママリスが右ローを放つと、リオスもお返しとばかりに強烈な右ローを返していく。
再びスイッチし、サウスポーになったママリスに右ハイを見せたリオスだが、ママリスのアッパーでダウン。リオスに跨った状態でパウンドを落とし、さらにハーフガードからパンチを重ねたママリスが、TKO勝ちしシーズン3出場権を手にした。
「またアンダードッグだけど、アップセットを見せることができた。トーナメントでは本命? アンダードッグだろうが本命だろうが、やることは変わりないよ」とクールに語るママリス。マーク・オーシロを破った一戦、そして、この日の勝利で、ニック・ママリスを軽視するファイターは誰一人としていなくなったことは確かだろう。