【PFL CS2023#02】これがレスラーのダーティボクシング。TKO勝ちのキャトライン、3度目の正直はあるか
<女子フェザー級/5分3R>
ジャッキー・キャトライン(米国)
Def.1R4分09秒by TKO
セナ・ファンデル・フェルドンク(オランダ)
あのレムコ・パドゥールと同じオス出身のフェルドンクがワンツーで前に出ると、チャレンジャーシリーズ3度目の出場となるキャトラインはクリンチアッパーで対応する。それでも押し込んできたフェルドンクに対し、キャトラインはダックアンダーからバックに回りスラムでテイクダウンを奪う。三角絞めを防いでスタンドに戻ったキャトラインはアッパーを続けると、組んできたフェルドンクをケージに押し込む。ポジションを入れ替えたフェルドンクはヒザをボディに受け、自らもヒザを返すが効果はなく引き込んだ。
離れてスタンドで待ち受けたキャトラインは、ツーオンワンにもヒザをボディに突き刺していく。離れたフェルドンクは組んで一本背負いを狙うがすっぽ抜ける。亀になったフェルドンクを殴ったキャトラインは寝技にはき合わず、ここも立って待ち受ける。直後に右を当てたキャトラインはパンチに反応できないフェルドンクに追撃を入れ、ケージに詰めてサイドバックから殴り続ける。レフェリーが試合を止めないでいると、ボディにヒザを見舞ったキャトラインは崩れ落ちたフェルドンクを引き続き殴り、ようやくレフェリーが割って入りストップをかけた。
「私はレスリングで勝負するけど、彼女は柔術家だったから。それにテイクダウンから極めても契約できなかったから、立って戦おうと思ったの。こういう試合は初めてだけど、私は何だってできるから」とキャトラインは自己アピールを忘れないコメントを残した。