【LFA149】堀内佑馬、ブニスの左フックに倒され鉄槌の連打にTKO負け……厳しい、非常に厳しい結果に
<LFAフライ級王座決定戦/5分5R>
フィリッピ・ブニス(ブラジル)
Def.1R3分45秒by TKO
堀内佑馬(日本)
堀内の計量失敗でブニスが勝利した場合のみ、新王者が誕生する変則王座決定戦。タッチグローブからローを空振りした堀内、そのままローを続け、ブニスがワンツーを放つ。右オーバーハンドのブニスに対し、堀内は蹴りを交えて左フック、そして右を伸ばす。ブニスも左ジャブから豪快な右オーバーハンド、近づくと首相撲&ヒザ蹴りを繰り出す。ワンツーで前に出た堀内、パンチを被弾したブニスが組んでケージに押し込む。
金網を背負い、ヒザを突き上げた堀内は回って突き放し左の蹴りも左フックを被弾。さらに手をマットについての後ろ回し蹴りを見せたブニスに対し、堀内はカーフと左ミドルのコンビで攻める。インサイドローからミドルに、ブニスはスピニングバックキックで対抗する。前に出るのは堀内、ただし迎え撃つブニスの右オーバーハンドは怖い。
堀内は前蹴り、ローと左の蹴りを入れる。ブニスは下がって誘いワンツーへ。蹴りにカウンターを合わされないよう連続で蹴り技を繰り出す堀内だったが、左から右のワンツーをかわされ左フックを合わされてダウン。鉄槌の連打にレフェリーが試合を止めた……。
悲痛な表情を浮かべる堀内は、人目を憚らず涙を流し、勝者は「僕には世界ベストのボクシングコーチがいて、左フックが決まった。この試合は前にも決まっていて準備をしてきた。試合終了までどれだけ蹴られようが、最後はフィニッシュする自信があった。ミック・メナード、以前ベルトを取ると約束したよね。僕は約束を守った」と話した。
キャリアを懸けた一戦で計量失敗と初回TKO負け──非常に厳しい結果に終わった。