【UFC FOX11】メインがペルペトゥオ完封も……な内容に
<ウェルター級/5分3R>
ジョーダン・メイン(カナダ)
Def.2-1:29-28,29-28,28-29
エルナニ・ペルペトゥオ(ブラジル)
修斗世界ミドル級(76キロ)王者からUFC出場を決めたペルペトゥオが、ジョーダン・メインとオクタゴン初陣に挑む。左右に動く両者、メインの左ジャブにペルペトゥオが距離を取り、右ローを蹴りこむ。メインも右を入れ、左ジャブから右ストレートを伸ばす。シングルレッグで静かにテイクダウンを奪ったメインが左の激しいパウンドを落す。起き上がってボディへリズミカルにパンチを入れるメインは、ペルペトゥオのハーフからの潜りを許さず、左のパンチを入れる。左ワキを差して、後方にメインを送ったペルペトゥオが立ち上ることに成功する。
慌てずヒザを突き上げたメイン、その後は牽制が続き初回が終わった。2R、鋭いローを入れるペルペトゥオ。メインが距離を詰めては、ペルペトゥオの動きに合わせて距離を取るという展開が2分以上も見られる。左を伸ばし、距離を詰めたメイン。ペルペトゥオも安全圏からの打撃が多い。と、残り90秒でメインがテイクダウンに成功する。初回同様、ハーフから潜るペルペトゥオを潰したメイン、ペルペトゥオはシッティングから立ち上がる。勢いのあるワンツーから前に出るようになったペルペトゥオだが、クリーンヒットのないまま試合は最終回を迎えることとなった。
最後の5分、やや距離が近くなり、ペルペトゥオが激しい動きを見せるように。メインは左フックから右ローを蹴り込む。さらにジャブをダブルで伸ばすメインは、右の相打ちから右ローを蹴り込む。と、90秒の時点でメインがテイクダウンに成功。ペルペトゥオは余りにも簡単に倒れすぎる。そのペルペトゥオがヒザ十字へ。
左足が伸びたメインは動きを止めて展開を変えられる機会を待つ。と、ペルペトゥオがクラッチを組み替えようとするとバックを伺う。足関節を外し、正対してトップを選択したペルペトゥオだったが、メインに立ち上がることを許してしまう。「来い、来い」と両手を広げ、続いてノーガードでメインを挑発するペルペトゥオが、フックをクリーンヒットする。ぶらついたメインのテイクダウン狙いを横三角で受け止めたペルペトゥオだったが、極め切れず。そのまま試合終了となりスプリット判定でメインが勝利を手にした。1年振りの試合で再起の勝利を挙げたメインだったが、以前の勢いは見られず慎重すぎるファイトだった。