【WSOF09】マルロン・モラエス 「ベルトを巻いて日本を訪れたい」
【写真】口調は非常にソフト、試合中もクールな表情のマルロン・モラエスだが、計量時にはジョシュ・レティングハウスと対照的に厳しい顔つきをしていた (C)MMAPLANET
29日(土・現地間)にネヴァダ州ラスベガスのハードロック・ホテル&カジノ内ザ・ジョイントで開催されるWSOF09「Carl vs Palhares」で、ジョシュ・レティングハウスを相手に初代WSOF世界バンタム級王座決定戦に挑むマルロン・モラエス。
マルロン・モラエスはUFCバンタム級トップファイターに決して見劣りしない実力者だという意見も良く耳にする。そんな彼に世界戦、そして日本について尋ねると、思った以上に熱い口調の言葉が聞かれた。
──初代WSOF世界バンタム級王座決定戦が控えるマルロン・モラエス選手です。今の心境は?
「バッチリだよ。試合が待ちきれない。ケージに入って、ベストを尽くすよ」
──マルロンは既にミゲール・トーレス、タイソン・ナムを倒しています。彼らと比較してレティングハウスはまだキャリアが浅いファイターです。
「比べることはできないよ。それに僕が考えるのはジョシュ・レティングハウスではなくて、マルロン・モラエスのことなんだ。相手でなく、如何に自分が強くなるか。成長するかを考え続けてきた。そして、ケージのなかでベストを尽くす。それが僕にとって最も大切なことになる」
──ところでヒカルド・アルメイダ&マーク・ヘンリーと練習するようになって、どれくらいになりますか。
「1年半だよ。彼らから学んだことを想うと、この1年半が10年にも感じることができる。打撃もレスリングも、柔術も変わった。つまり全てが変わったということだよ(笑)。きっかけはフランキー(・エドガー)が、ベンソン・ヘンダーソンとの試合前に蹴りが使えるトレーニング・パートナーを探していたことなんだ。そして彼らは僕の練習相手のエジソン・バルボーサに声を掛けた。エジソンが僕をヒカルドとマークに引き合わせてくれたんだ。彼らの練習を見て、全てが気に入った。彼らの全てを学びたいと思ったんだ。一緒のチームになれて、凄く楽しい日々を過ごしてきたよ」
──アルメイダ&ヘンリーが、マルロンにどれだけの自信を与えてくれましたか。
「言葉にできないぐらいだ。フランキーは7度も世界戦を経験している。偉大なチームの一員でいることに自信を持っている。彼らが僕を信じ、サポートしてくれるんだから僕は懸命に練習して、彼らの期待に応える。そして、僕がどれだけこの試合に向けてハードワークを積んで来たのか、チームの皆も分かってくれている。過去3カ月のキャンプで、僕が手にした成果をケージのなかで見せることが楽しみでならない」
──マルロンは日本のバンタム級ファイターに関して、気になる選手はいますか。
「その前に僕がどれだけ、日本を特別に思っているのかを知って欲しい。僕がMMAを始めたのは、PRIDEを見たからなんだ。ヴァンダレイ・シウバがアイドルだった。PRIDEは今も僕にとって最高のイベントなんだ。素晴らしいプロモーションで、素晴らしいファイターが揃っていた。そうそう日本のバンタム級ファイターに関して……だよね。タケヤ・ミズガキのことは知っている。日本は軽量級に強い選手が多い。いつか、日本で戦いたい。それが僕の夢なんだ」
──8月2日にWSOF JAPANが開催されます。
「凄いチャンスだ。絶対に戦いたい。レイ・セフォーとアリ・アブデラジズに『日本で戦いたい』って伝えるよ。チャンピオンとして、日本を訪れたい」
■ WSOF09 対戦カード
<WSOFウェルター級選手権試合/5分5R>
スティーブ・カール(米国)
ホジマール・トキーニョ(ブラジル)
<WSOFバンタム級王座決定戦/5分5R>
マルロン・モラエス(ブラジル)
ジョシュ・レティングハウス(米国)
<ミドル級/5分3R>
岡見勇信(日本)
スヴェトロザル・ザヴォフ(ブルガリア)
<ウェルター級/5分3R>
ジョシュ・バークマン(米国)
テイラー・スティンソン(米国)
<ライト級/5分3R>
オジー・ドゥグルバゴフ(米国)
ジョナサン・ヌネス(米国)
<フェザー級/5分3R>
マイク・コーリー(米国)
シェーン・クルシュテン(米国)
<フェザー級/5分3R>
ジョン・ガンダーソン(米国)
クリス・グラッツマーカー(米国)
<バンタム級/5分3R>
ショーン・カントー(米国)
ブライソン・ハンセン(米国)
<フェザー級/5分3R>
ブレンソン・ハンセン(米国)
ブーステア・ネファリオス(米国)
<ウェルター級/5分3R>
フィル・デイス(米国)
ダニー・デイビス(米国)
<バンタム級/5分3R>
ジミー・ジョーンズ(米国)
ルディ・モラレス(米国)
<ライト級/5分3R>
ギル・ガーダド(米国)
ジミー・スピクーザ(米国)
<ライト級/5分3R>
タナー・コーワン(米国)
AJ・ウィリアムス(米国)