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【Gladiator019】小谷直之が終盤に猛攻も逆転ならず、TDポイントを得たカウアン・タニノが逃げ切る

【写真】タニノの安定したグラップリング力はもちろん、小谷のプログレスルールへの適応力も目立った(C)MMAPLANET

<プログレス84キロ契約/5分2R>
カウアン・タニノ(ブラジル)
Def.4-2
小谷直之(日本)

タニノが距離を詰め、横へ目をやりながらテイクダウンを狙う。初手は防いだ小谷に対して、タニノは同じ方法でダブルレッグから小谷をグラウンドに引きづりこんだ。小谷はタニノの左足を取ってヒールフックへ。これを凌いだタニノは、立ち上がる小谷をシングルレッグでケージに押し込む。ここで先のタニノのテイクダウンに2ポイントが与えられる。ケージ際でバックに回るタニノ。小谷は両手を抑えてクラッチを解こうとするが、タニノがバックに飛びついたところで正対。タニノが離れると、小谷にスクランブルの1ポイントが入った。

ケージ中央で見合う両者。小谷がフェイントをかけるなか、タニノがテイクダウンを狙う。しかしスタンドで組み合うと、そのまま小谷がドライブしてケージ際へ。右腕を差し上げ、さらにタニノの左足へ手を伸ばす小谷。タニノが押し返し、右のオーバーフックから投げを見せるが小谷は倒れない。反対に小谷がタニノをケージに押し込む。スライドしてケージ中央へ戻ったタニノは組みつくも、小谷はスプロール。1R終了間際に小谷が押し込むと、タニノが支え釣り込み足を仕掛けたが小谷は倒れなかった。

最終回、両者はケージ中央で見合う。タニノのシングルレッグをスプロールする小谷。さらにダブルレッグも切った小谷がガブりに行くと、タニノが離れた。小谷は両手を上下させて揺さぶる。距離が詰まったところで小谷が押し込んでいくも、タニノが切り返してシングルレッグへ。耐える小谷の右足を払って倒し、テイクダウンの2ポイントを得る。グラウンドに持ち込み、パスしたタニノが再度へ。小谷はケージキックで頭をケージ中央に向け、タニノがパスを仕掛けたところで相手を蹴って離れた。これで小谷に1ポイントが入る。

タニノがボディロックで小谷をケージに押し込むが、小谷は右のオーバーフックでディフェンス。離れたタニノのテイクダウンを切った小谷が組みつき、ボディロックからタニノに背中を着かせた。起き上がろうとするタニノのバックを狙う小谷。しかし相手を抑え込むことができず、テイクダウンのポイントは入らない。タニノが切り返してバックに回ったところで、試合終了のゴングが鳴った。


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