【DWCS2022#06】木下憂朔、コンテンダーシリーズ出場決定。ノヴァ所属195センチのエンヒッキと対戦
【写真】コンテンダーシリーズ挑戦、4月29日が現時点での国内最終戦となることを願いたい(C)MMAPLANET
30日(土)、木下憂朔が自らのSNSで8月30日(火・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるダナ・ホワイト・コンテンダーシリーズ2022第6週に出場し、ブラジルのジョゼ・エンヒッキと対戦することを発表している。
このビッグニュースを公式発表を前に木下が自ら発したのは、対戦相手サイドが早々にSNSで木下の名前を出してコンテンダーシリーズで戦うことを明らかとしたからだ。
Road to UFCではウェルター級級自体が実施されなかったため、木下が目標とするUFCへの道は不透明になった――と思いきや、本人が公言したパンクラスのタイトル挑戦を前に世界最高峰への扉が開かれた。
本来、木下はUFCを目指すためにABEMAの海外修行プロジェクトで8月には旧サンフォードMMA、現キルクリフMMAに合流する予定だったが、同時進行でコンテンダーシリーズ出場が相成り、まずは今週末にラスベガスで佐藤天らキルクリフ勢と合流後、今回は日本での調整を選んだ。
キャリア7戦目で事実上のUFCトライアウトに挑む木下の対戦相手エンヒッキはキャリア5勝0敗、5月のLFAブラジル大会でのスプリット勝利から、コンテンダーシリーズ出場権を得た。
エンヒッキは名門ノヴァウニオン所属、マナウス出身で柔術&ムエタイがベースだ。公称195センチの長身、ソップ型のオーソドックス、ニックネームであるカネラは脛を意味するが由来は不明だ。
リーチの長さも武器のエンヒッキは、ジャブで距離を測り右ストレート、間を取ってくると後ろ回し蹴り、接近戦では振り下ろすようなエルボー、そしてヒザという武器がある。
長身を利したベアハッグと呼ぶべきテイクダウンも持っている一方で距離を詰められて、パンチの交換をすると防御が甘くなる一面もある。ただ、エンヒッキはそこから殴られても殴るにいく気持ちの強さがあり、木下としては――信条の攻め抜くファイトをするには―まずは制空権にいかに侵攻するか。その辺りから勝負が始める人生最大のファイトとなるだろう。