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【DWCS2022#01】2022年コンテンダーシリーズ開幕戦は、NGファイトに。コスタがルナに2-1で勝利

【写真】この試合展開はコンテンダーシリースでは、NG(C)Zuffa/UFC

<フライ級/5分3R>
アレッサンドロ・コスタ(ブラジル)
Def.2-1:30-27.29-28.28-29
フアン・アンドレス・ルナ(エクアドル)

サウスポーのルナが、構えを変えつつ右ジャブを伸ばす。コスタはガードを固めて、右に回る。左ローを蹴ったコスタに対し、ルナは左ハイキックを繰り出す。ワイドスタンスで、大きく重心が低い構えのルナの前足をコスタが蹴っていく。とはいえコンテンダーシリーズとしは両者、手数が少ない。それでもルナが右オーバーハンドから、左ハイから右ハイを連続で見せる。コスタはリーチの差に、踏み込めない時間が続く。ローにワンツーを合わされたルナが、前に出てワンツーを返す。コスタは右ミドルを決め、続いて左ミドル、さらにワンツーの左フックを当てるなど、最後に跳びあがったところに前蹴りが急所に入ったが、コスタが初回をリードした。

2R、左ハイをまず見せたルナが左ジャブを伸ばし、コスタの右ハイをかわす。踏み込みで深くなったコスタが右ストレート、左フックを打っていく。両者揃って組み技を持っているが、ここまで打撃のみの試合が続く。と、クリンチでルナがヒザを入れて離れる。コスタは踏み込んで左オーバーハンドも、当たりは浅い。コスタがワンツー、ルナがフックを被せていく。そのルナは後ろ回し蹴り、二段蹴りと派手なキックを見せる。コスタも後ろ回し蹴りを繰り出して、左ハイで。蹴りが顔面をかすめたルナが、足が泳いだ振りを見せる。

しかし、直後に右アッパーに右フックを合わされたルナがダウン。と、直後にルナがスイープを決めてトップを取り返したが、この回はコスタのラウンドとなった。

最終回、右を受けそうになってバランスを崩したルナが、左ストレートをヒットさせる。ここでも両者、慎重な攻めに終始する。既にこの時点で、どちらが勝利を手にしようがUFCとの契約はないか──と思わざるを得ない試合展開に。ルナがテイクダウンを狙い、切ったコスタが右フックをヒットさせる。右の蹴りに、コスタ右をカウンターで当てる。

残り2分、カーフを嫌がるルナが左フックも距離が遠い。踏み込んで左オーバーハンドが空振りとなったルナが、後ろ回し蹴りもコスタが見る。ヘッドスリップでパンチ、テイクダウン狙いもスプロールしたコスタが、またもアッパーに右を合わせる。残り30秒で、シングルレッグを切られたルナは、逆転を賭けた攻撃はなくタイムアップに。

意外なほど両者がコンテンダーシリーズに必要がことを無視したファイトに終始した一戦は、コスタがスプリット判定勝ちを収めた。


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