【TUF China Finale】ラカイのエディバが元LFC王者破る
<フェザー級/5分3R>
マーク・エディバ(フィリピン)
Def.3-0: 30-27, 30-27, 30-27
ジュマビエク・トルスン(中国)
元LFCバンタム級王者のトルスン、ウィグル族のファイターは一見して中国人とは思えない顔つきをしている。一方のエディバは、フィリピン#01MMAジム=チーム・ラカイの所属。かなり近い距離で向き合っている両者、エディバが左ジャブを伸ばし、右を打ち込む。トルスンのテイクダウンを切り、重いローを入れたエディバは逆にローをキャッチして、パンチを2発入れてトップを取る。背中をつけたトルスンに対し、エディバは細かいパウンドを落す。トルスンは背中をケージにつけて立ち上がるが、ワキをすくわれて再びグラウンドへ。ボディにヒザを入れられたトルスンは、強引にアームロックを狙う。
これを抜いたエディがボディをヒザに連続で入れ、そのままケージに押し込み続ける。さらにエディバは左のパンチを放っていく。トルスンが何とか起き上がるも、エディバはボディ、顔面と左のパンチ、顔面にヒザを突き上げる。ヒジを入れあった両者、最後までエディバトルスンを押し付けた状態で初回が終わった。
2R、右ストレートから左ローを伸ばしたエディバは、シングルを切って逆に組みついていく。トルスンはしゃがみ込むようにダブルで組みつくも、逆にエディバにケージに押し込まれてしまう。押し返せないトルスン、エディバがヒザを腿に放っていく。さらに顔面にヒザを2発蹴り込んだエディバは、組みの中で細かいパンチを放つ。トルスンは顔面を真っ赤に染めるも、ヒザ蹴りをみせ、シングルレッグへ。強引な組みを仕掛ける両者、散打の組技なのか余り見られることのない組みを見せる。
両手をついて変則的な後ろ蹴りを見せたトルスンが、ローにテイクダウンを合わせる。尻餅をついたエディバ、バックを譲り立ち上がるも、エディバが体を入れかえる。残り20秒、ブレイクが掛かり試合がオクタゴン中央で再開すると、エディバがダブルレッグでテイクダウンに成功した。
3R、エディバの左ハイキックの直後にテイクダウンを狙ったトルスン。続くエディバのダブルレッグをすかしてパンチを入れるが、逆にケージに押し込まれる。アンクルピックでヒザをつかせたエディバ、立ち上がり際のヒザは顔面か? トルスンは起き上がるが、ケージに押し付けられた状態が続き、組みにいっても切られてボディにパンチを受ける。ケージを背にした状態でシングルを仕掛けたトルスン、足がついていかず同体で倒れたエディバにマウントを取られる。
すぐに足を入れたトルスン、腕十字を防がれパウンドを受ける。残り90秒、三角絞めを狙うトルスンだがヒジが出ていて極まらない。それでも下からエルボーを入れ、懸命に三角を続ける。起き上がり、頭を抜いたエディバが立ち上る。ここでもテイクダウン狙いを切られ、ケージに押し込まれるトルスン。そのまま試合はタイムアップとなり、エディバが3-0の判定勝ちを収めた。