【Bellator110】ランペイジ、待ちの姿勢から一気に試合決める
<シーズン10ライトヘビー級T準決勝/5分3R>
ランペイジ・ジャクソン(米国)
Def.1R4分34秒by KO
クリスチャン・ムプンブ(フランス)
ケージ中央に位置取るランペイジ、ムプンブは左へ回りながら、距離を取り続ける。前に出て来いとアピールしつつも、ランペイジもそれ以上前に出ることなく横移動でムプンブの正面に立ちパンチを自ら出すことはない。足を使うムプンブ、手を出さないランペイジという展開が続く。ムプンブはローを出しては移動、残り3分となってランペイジはパンチを振るいながら組みつく。ケージに押し込まれたムプンブ、2度、3度と体を入れ替えながら時間が経過する。
計5度、ポジションを入れ替えた両者。残り95秒でレフェリーがブレイクを掛ける。ムプンブは左ジャブを伸ばし、左ロー、ランペイジは左フックを繰り出すが、これは距離が遠い。ムプンブも踏み込んでパンチを出すものの、結局はケージ際まで下がり左へ回る。そのムプンブの右ローに対し、左から右フックを合わせたランペイジ。腰から崩れたムプンブが、ガードを取って潜ろうとするが、右のパウンドを受けて頭が揺れ、動きが止る。そのままランペイジが2発、パウンドを続けたところでレフェリーが試合をストップ。意識が戻ったムプンブは、気を失ったことが分かっていなかったようで、目を丸くして周囲の説明に耳を傾けていた。