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【ONE160】8月26日大会はタン✖タン対決に加え、オク✖クリスチャン・リーの再戦&カヌート参戦

【写真】試合終了直後は健闘を称え合っていた両者だが、裁定が下るとクリスチャンは不満は露わにした(C)ONE

5日(火・現地時間)、ONE Championshipが8月26日にシンガポールのシンガポール・インドアスタジアムで開催するONE160「Ok vs Lee 2」の全対戦カードを発表している。

8月からスタートするONEのFor ASIAとFOR USAの変則ダブルヘッダーフォーマット。その第1弾のアジア版大会=ONE160はONE世界フェザー級選手権試合=王者タン・リー✖挑戦者タン・カイがメインとされてきたが、今日のアナウンスで世界ライト級選手権試合=王者オク・レユン✖挑戦者クリスチャン・リーが明らかとなり、よりグレードアップされたイベントに。

オク・レユンとクリスチャンは昨年9月に今回とは反対の立場で対戦し、前者が後者から判定勝ちでベルトを奪っている。しかし、ダメージ優先のONE裁定にあってダウンとRNCでニアフィニッシュのあったクリスチャンは、この判定に納得ができず姉アンジェラとともに猛烈な勢いで批判していた。

確かに終盤3Rを押し気味に進めていたのはオク・レユンだったが、クリスチャンの言い分も十分に理解できる裁定だった。それだけにクリスチャンが戦い方を変えてくるのか、そういう点でも楽しみなタイトル戦となる。


メインカードはこの他、フライ級ワールドGP準決勝と補欠戦など3試合、さらにMMAでは元世界ウェルター級王者ゼバスチャン・カデスタムが、ライト級から階級を上げてくる元タイトルコンテンダーのユーリ・ラピクスと戦う一戦がマッチアップされている。

(C)SATOSHI NARITA

プレリミは4試合中3試合がMMAで、サブミッション・グラップリング戦が1試合。その組み技マッチには昨年のムンジアル黒帯ライト級優勝のヘナート・カヌートがサークルケージ初参戦を果たす。

カヌートはクリスチャンの練習パートナーでもあり、ノーギワールドでも準優勝経験がある。とはいえ北米に固定ファンを持つグラップリング戦がアジア用大会に組まれたのは、いささか意外だ。カヌートのONE160出場は、MMAに続きアジアでグラップリングの普及にONEが力を入れていくという決意の表れか。

結果として全10試合中、MMAが6試合、ムエタイが3試合、グラップリングが1試合という構成になった同大会。翌朝=27日(土・同)に開かれるONE161は、ONE世界フライ級選手権試合=アドリアーノ・モライシュ✖デメトリウス・ジョンソンがヘッドラインだが、どのような割合でMMAと立ち技、そしてグラップリングが組まれるのか正式発表を待ちたい。

■放送予定
8月26日(金・日本時間)
午後7時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後7時30分~ONE Supper App

■ ONE160対戦カード

<ONE世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] オク・レユン(韓国)
[挑戦者] クリスチャン・リー(米国)

<ONE世界フェザー級(※70.3キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]タン・リー(米国)
[挑戦者]タン・カイ(中国)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝/3分3R>
スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)
ヴァウテウ・ゴンカウベス(ブラジル)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP補欠戦/3分3R>
パンパヤック・ジットムアンノン(タイ)
シェルゾット・カブトフ(ロシア)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
ユーリ・ラピクス(モルドバ)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
リッテワダペッティンディーアカデミー(タイ)
セーマーペッチ・フェアテックス(タイ)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
ポール・エリオット(英国)
マルチン・バトゥル(クロアチア)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
アミール・カーン(シンガポール)
ケアヌ・スッバ(マレーシア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ターレス・ナカス(ブラジル)
カンタラジ・シャンカル・アガサ(インド)

<グラップリング・ライト級(※77.1キロ)/12分1R>
ヴァウジール・ホドリゲス(ブラジル)
ヘナート・カヌート(ブラジル)

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