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【UFC275】チェ・スンウの反撃及ばず、2度ダウンを奪ったジョシュア・クリバオが判定勝ち

【写真】クリバオのスイッチしながらのパンチが光った(C)MMAPLANET

<フェザー級/5分3R>
ジョシュア・クリバオ(豪州)
Def.3-0:29-28.29-28.28-29.
チェ・スンウ(韓国)

サウスポーのクリバオへ、チェ・スンウが右の前蹴り。互いにフェイントを繰り出すなか、一瞬クリバオがオーソドックスへスイッチした。サウスポーに戻したクリバオはパンチのフェイントを見せるも、手は出ない。チェ・スンウは右ハイ、クリバオのパンチはバックステップでかわす。クリバオがオーソドックスからワンツー、チェ・スンウはパンチをかわして右インローを打ち込む。

スイッチを繰り返すクリバオにケージを背負わせたチェ・スンウだったが、クリバオの左ストレートがクリーンヒットした。クリバオはチェ・スンウの右ハイをブロックし、反対にチェ・スンウにケージを背負わせる。プレッシャーをかけるクリバオが左ハイを繰り出した。チェ・スンウも左を当てるが、続く右ミドルはキャッチされてしまう。チェ・スンウの左ジャブ、右ローが当たるも、クリバオがオーソドックスから右を当てた。

さらに左フックでグラつかせ、右ストレートで相手に手をマットへ着かせた。さらにケージ際で相手をケージに押し込みながらパンチの連打を浴びせる。立ち上がったチェ・スンウはパンチを突きながら前に出た。下がったクリバオはパンチをかわして組み付き、両腕を差し上げてチェ・スンウをケージに押し込んだ。

2R、チェ・スンウがプレッシャーをかける。クリバオはオーソドックスから左ハイ、サウスポーに戻して距離を詰めるが、チェ・スンウは右カウンターを狙った。クリバオがプレッシャーをかけてパンチを当てる。オーソドックスからの右ロー、サウスポーから左ストレートを当て、チェ・スンウをケージに詰める。チェ・スンウはケージ中央に押し戻して右ローを放った。クリバオはスイッチを繰り返しながら左フックでダウンを奪った。

立ち上がったチェ・スンウだがケージに詰められる。打ち合う構えのチェ・スンウだが、クリバオのインサイドからのパンチのほうが正確だ。相手がパンチを狙うと右ローを当てるクリバオ。チェ・スンウも右ストレートを合わせるが、クリーンヒットとはならない。チェ・スンウがプレッシャーをかける。チェ・スンウも徐々にクリバオのパンチを読んできたか、左ハイで追い立てる。ケージ中央で右ミドル、距離が近くなったところでパンチを当てた。クリバオの左ミドルを捌き、パンチを振るいながらクリバオにケージを背負わせて、このラウンドを終えた。

最終回、両者が観客を煽る。チェ・スンウが距離を詰めて右ロー、右ミドル。クリバオはスイッチしながら距離を取る。チェ・スンウの右ハイをブロックしたクリバオは、ケージ中央で足を使いながら距離を保つ。ここまでのラウンドを抑えていると思われるクリバオが流す作戦か。クリバオが相手の打ち終わりに左を伸ばす。チェ・スンウが下がると右アッパー、右ストレートを当てた。

チェ・スンウのワンツースリーをかわしたクリバオ。チェ・スンウに組みつかれてもケージ際で体勢を入れ替え、左腕を差し上げて相手をケージに押し込む。苦しそうな表情を浮かべるチェ・スンウに、ヒザを打ち込んで削るクリバオだが、右目尻から出血が見られる。ここでチェ・スンウがボディロックからテイクダウンし、バックマウントを奪った。四の字ロックに移行するチェ・スンウ。右腕を相手の首に回しRNCへ。

ここは極められずも、バックからパンチとヒジで削っていく。再度RNCを狙うチェ・スンウに対し、クリバオは起き上がろうと試みるがチェ・スンウも立たせない。クリバオも呼吸を整えたか、バックからのパンチをかわし、スクランブルに持ち込み最後は打ち合って試合を終えた。

裁定はまさかのスプリットとなったが、チェ・スンウの反撃も及ばず、1Rと2Rにダウンを奪ったクリバオが判定勝ちを収めた。


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