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【Grachan54】原口伸と暫定ライト級王座決定戦。植田豊「打・投・極、どこでも倒せる」

【写真】MMAファイターとして、力の差があると言い切った植田 (C)MMAPLANET

15 日(日)、東京都港区の品川インターシティホールで開催されるGrachan54&55。ダブルヘッダー第一部のGrachan54のメインで暫定ライト級王座を賭け原口伸と対戦する植田豊。

その実力の程は定評があるが、なぜか試合で取りこぼしも多い。そんな植田はレスリングから転向してきた超新星との対戦を前に、MMAファイターとしての力の差はあると断言した。


──日曜日に原口選手と暫定王座決定戦が控えています。格闘DREAMERSの期待の新人✖外敵のようなマッチメイクとなりました。

「う~ん、そうですね。まぁ彼が勝てばストーリーができやすいことなのですが、自分には関係ないことなので。そこは気にしていないです」

──舐めんじゃねぇよという想いは?

「舐めんじゃねぇよっていうのは、当然のように誰に対してあるわけじゃないですか。だから今回の試合で、そういう気持ちが特に強いということはないです」

──ではキャリア4戦目、デビュー7カ月目でタイトル戦まできた原口選手に関して、どのような印象を持っていますか。

「単純にポテンシャルの高い選手です。レスリングのベースがあって、気持ちが強い選手なので勝ち星を重ねていれば当然、資格はあるのかと思っています。まだ2勝ですけど、グラチャンのライト級で彼と絡める役者がどれだけいるかということもありますし、これだけ勢いがついちゃうと当たるのは必然かもしれないです」

──一段階ではなく、三段階ステップアップするためのタイトルと植田選手という風に見えます。

「役者が少ないんで、仕方ないと思います。そうなりますし、でも力を考えると向うに勝たせたいというマッチメイクではないと思っています」

──ポテンシャルがあるということですが、前回の試合ではかなり課題が浮き彫りになっています。現時点で原口選手のMMAファイターとしての力をどのように判断していますか。

「MMAって何でもMMAと表現できるので、少し難しいところがありますが、全てができてちゃんとつなげる選手ではないですよね。全てができてつなげることができることをバランスが取れているというのであれば、全然レベルは低いと思います」

──同時に繋げられていなくて、一点突破でいけるのもMMAという見方もできます。

「ハイ。だからレスリングと振りまわしで勝てています。それが現時点の彼の戦い方ですね。前の試合で打撃を意識して戦ったことで、パンチを被弾して倒れたので今回は戦い方を変えてくる可能性は十分にあると思っています。ただ本能で戦うタイプなので、熱くなればまたぶん回してきそうなイメージもあります」

──ぶん回してきた方が戦いやすいというのはありますか。

「ぶん回し方にもよります(笑)。まぁカウンターは取りやすいです」

──所属しているMe, Weでは、誰かが常に試合があり、皆がその練習相手を務めている印象があります。

「試合が続いたこともあって、雰囲気も良い感じです。倉本(一真)君や佐々木憂流迦君の加入もあって、憂流迦君は大きいので良い練習相手になってくれています。MMAだと鈴木一史選手がいて、あとは柔術が強いジムですから。組み技に関しては、体格の合う強い選手はいくらでもいます。だから全く問題ないです」

──それだけ仕上がっていると。

「かなり良いと思います。特別何をしてきたというわけではないですけど、一つ一つのレベルももの凄く上がったと思います。僕が負ける勿体ないパターンって、素人のぶん回しみたいなのを貰って負けたりしているので(苦笑)。そういう事故が起きないように戦わないといけないです。そういう意味でも、基本に立ち返って練習できたかと思います」

──植田選手は試合で、まだ力を出し切れていない印象です。

「ありがとうございます。半分も出せていないと思います。取りこぼしてしまうこともそうですし、入り方、考え方という部分でも試合期間が空いたので見直すことができました。ジムに若い子たちも増えていますし、しっかりと見せないといけないという気持ちもあります」

──ダイヤの原石との対戦で、一番見せたい部分はどこでしょうか。

「一番は勝つこと。結果を残さないといけないです。正直、彼と違って全局面できるので。打・投・極、どこでも倒せると思っています。なので、そういったレベルの高いところを見てもらいたいです。

もうタイトルマッチも3度目ですし、これを落としてしまうと一生ベルトには縁がないのかと思います。ただ大切なモノはベルトとかっていう物理的なモノではなく、強さを求めるという部分に重きを置いてはいます。それでもステップアップする大きなきっかけではあると思うので、ここをしっかりと獲りたいです。それで大きな舞台に繋げることができればなと思っています」

■GRACHAN55視聴方法(予定)
5月15日(日)
午後5時00分~ GRACHAN放送局

■ GRACHAN55対戦カード

<GRANDウェルター級選手権試合/5分3R>
[王者]長岡弘樹(日本)
[挑戦者] 川中孝浩(日本)

<無差別級/5分2R>
荒東 怪獣キラー 英貴(日本)
瓜田幸造(日本)

<フェザー級/5分2R>
高橋孝徳(日本)
大搗汰晟(日本)

<バンタム級/5分2R>
高須将大(日本)
長谷川卓也(日本)

<無差別級/5分2R>
北村亮太(日本)
田馬場貴裕(日本)

<フライ級/5分2R>
宮内拓海(日本)
吉田哲之(日本)

<フェザー級/5分2R>
櫻庭泰裕(チェコ)
伊藤類(日本)

<バンタム級/5分2R>
YO-HEI(日本)
佐々木歩夢(日本)

■GRACHAN54視聴方法(予定)
5月15日(日)
午後1時30分~ GRACHAN放送局

■ GRACHAN54対戦カード

<GRAND暫定ライト級王座決定戦/5分3R>
植田豊(日本)
原口伸(日本)

<フライ級/5分2R>
長野将大(日本)
加マーク納(日本)

<バンタム級/5分2R>
松井斗輝(日本)
松本大輔(日本)

<フェザー級/5分2R>
村田俊(日本)
黒井海成(日本)

<無差別級/5分2R>
ラデック(チェコ)
佐々木克義(日本)

<無差別級/5分2R>
中島大志(日本)
石川廉(日本)

<バンタム級/5分2R>
松本尚大(チェコ)
中嶋紳乃介(日本)

<フェザー級/5分2R>
萩原一貴(日本)
羽馬誠人(日本)

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