【DEEP JEWELS36】藤田の打撃をかいくぐり、TDを奪った中井りんがパウンドアウトでGP準決勝に進出
【写真】中井の強さを象徴するようなラストのパウンドラッシュだった(C)MATSUNAO KOKUBO
<DEEP JEWELSフライ級GP1回戦/5分2R>
中井りん(日本)
Def.2R4分38秒 by TKO
藤田翔子(日本)
フェイントを見せながら距離を取る中井に対し、藤田が間合いを詰めていく。中井はローと左ジャブでけん制。中井の左ジャブに対し、藤田が下がる。中井は右クロスをヒット、そのまま距離を詰めて藤田にケージを背負わせる。レフェリーが藤田の指が前に出ている構えに口頭注意を当たる。頭を下げて距離を詰める中井に、藤田が右の打ち下ろしを合わせた。しかし中井は右ストレートから距離を詰めて、藤田をケージ際に追い込んでいく。中井の右クロス、右からの右ローがヒット。さらに中井が左ボディを当てる。藤田の右に対し、中井の左フックがインサイドから相手の顔面を捉えた。
徐々に右のヒット率が上がる中井。左フック、左ジャブ、そして左ボディもヒット。さらに藤田の左ローに右ストレートを合わせていく。藤田は中井に組みつかれながらも離れて回る。中井は再度組みつき、足をすくって藤田に尻もちを着かせた。相手の足を畳み、左腕で藤田の首を取ってギロチンを仕掛ける中井だが、ここでファーストラウンドが終了した。
最終回、藤田がフェイントを見せながらプレッシャーをかける。中井は潜りこんで左ボディストレート。中井の右ローに対して、左ジャブを当てた藤田が、下がりながらも中井の顔面にパンチをまとめる。中井は藤田のローをキャッチしてグラウンドに持ち込んだ。ハーフガードの藤田を抑え込む中井。相手の頭を抱えてパスガード、マウントに移行する。藤田がブリッジした瞬間に中井はバックマウントへ。さらにマウントに戻った中井は、抑え込みながら小さいパンチで削っていく。
藤田はハーフガードに戻すも、中井がマウントからサイドへ。そしてマウントからパンチを落とす。強烈な右を連打する中井、左の鉄槌の連打に切り替えたところで、レフェリーが試合をストップした。
DEEP JEWELSフライ級GP準決勝&決勝は5月8日の後楽園ホール大会で開催される。