【BRAVE CF57】後頭部への加撃によるNC裁定――に納得のいかないクバチニエフがケージでベルトを巻く
【写真】NC裁定に納得のいかないクバチニエフが、ファヒド社長からベルトを与えられた(C)MMAPLANET
<BRAVE CF暫定ライト級王座決定戦/5分5R>
アブディサラム・クバチニエフ(キルギス)
NC.1R4分41秒
クレイトン・シウバ(ブラジル)
シウバが右ローからパンチを狙う。身長で下回るクバチニエフは左ボディストレート、さらに相手の左ローに右ストレートを合わせた。シウバはグラつき、足を使い始める。ケージ中央でクバチニエフの右クロスが当たる。距離が近くなるとシウバは組み付き、右ヒジを繰り出すが当たらず。クバチニエフがプレッシャーを強め、顔面に右を伸ばす。しかしディアズの右がクバチニエフのアゴを捉えると、形勢は逆転。シウバが打撃で攻め込む。しかしクバチニエフが組み付き、ボディロックからグラウンドに持ち込んだ。
ハーフガードのディアズに鉄槌を落とすクバチニエフ。ディアズは立ち上がるも、クバチニエフがバックコントロールからバックマウントを奪いRNCへ。これを凌いだシウバがバックに回るも、クバチニエフが切り返してバックを奪った。ここからスクランブルを展開する両者、制したのはルジボエフだ。バックコントロールからバックマウント、そしてパンチを落としながら相手の体を伸ばす。そして強烈な右のパンチを落としていくが、これがシウバの後頭部に当たったとみなされたか、レフェリーが試合を中断してシウバに休憩を与える。
シウバがダメージを訴える一方、クバチニエフは国旗を背負って勝利をアピールするが……。
裁定はクバチニエフの後頭部への加撃によりシウバが試合続行不可能となり、ノーコンテストに。
しかし納得のいかないクバチニエフは抗議かケージに留まる。さらにケージサイドからベルトを受け取り、ケージ中央でそのベルトを巻いた。
ファヒド社長は「計量も済まし、ずっとこの試合のために準備をしてきて、体重オーバーの相手と戦ったのでベルトをあげた。次に正規王者と戦わせる」としている。