【DEEP106】足とTDで越智を捌く関原が追撃をかわして判定勝ち。激戦区フライ級で生き残る
【写真】元ストロー級王者の越智を下した関原がフライ級戦線で生き残った(C)MMAPLANET
<フライ級/5分3R>
関原翔(日本)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
越智晴雄(日本)
プレッシャーをかけていく越智に対し、関原は足を使って距離を取る。ローとサイドキックで越智を中に入れさせない関原。越智は左ローで探る。関原の右ローを受けながら前に出る越智、しかし関原の下がりながらの右ローをもらってバランスを崩した。立ち上がった越智は一気に距離を詰め、両腕を差し上げて関原をケージに押し込んだ。
ここでレフェリーが試合を中断、越智の左目上から大量の出血が見られる。ドクターチェックから試合が再開されると、関原は足を使いながら二段蹴り、さらに水面蹴りのような形でもぐり込んだが、立ち上がったところを越智に捉えられる。
しかし体勢を入れ替えた関原が、両腕を差し上げて越智をケージに押し込む。ヒザを打ち込んだあと、離れた関原を追いかける越智。越智の右ストレートに関原も右ストレートを合わせた。左右のフックからシングルレッグ、さらにボディロックに切り替えた越智だが、倒し切ることはできない。反転した関原が越智をケージに押し込む。越智は一度切り返すも、再び関原が越智をケージに押し込むなど、ケージ際の攻防で初回が終了した。
2R開始早々、越智が前に出る。しかしバックステップとサークリングでかわした関原が、反対に組み付いてグラウンドに持ち込んだ。フルガードで下から相手を抱えようとする越智。さらに立ち上がろうと試みるも、関原がトップをキープする。上半身を起こして左腕を相手の首に回そうとする越智、ギロチンを察したか関原はすぐに抑え込んだ。互いに動きがないまま立ち上がってスタンドへ。関原が前に出たところで、越智がケージ際で右腕を相手の首に回してギロチンを仕掛ける。そのままグラウンドに持ち込んだが極めきれない。
ギロチンで絞め上げながら、越智の左目からは再び大量の出血が見られる。ギロチンを凌いで立ち上がった関原が、越智をケージに押し込むも、越智もすぐに離れた。前に出る越智だが、関原を捉えることができない。越智は相手のパンチをかわして右ロー。さらにテイクダウンを狙うが、これはカットされた。しかし組んでも関原がケージに押し込む形で終わった。
最終回、パンチを振って前に出る越智。足を使う関原の顔面を、越智の右フックが捉える。組んだ関原は右腕を差し上げてケージに押し込み、肩パンとヒザで相手を削る。やや疲れた表情を見せる越智は、体勢を入れ替えてもキープできず。両者が離れ、ケージ中央では打撃で探り合いながら、関原がニータップを仕掛ける。これはかわされるも、右サイドキックで相手を近づけない関原。越智のパンチに対し、サークリングとブロックで対応する。
距離を詰める越智に対し、サークリングする関原の左ジャブとローがヒット。さらにもぐり込みながらの右ショート。ここで関原がテイクダウンを奪うが、すぐに立ち上がった越智が反対に押し返し、ケージ際でボディロックから関原に背中を着かせた。関原はケージに背中をつけて立ち上がる。関原の右足を畳んで、相手を押し込みながらパンチを打ち込む越智。関原も苦しい表情を浮かべながら手耐える。左腕を差し上げ、立ち上がった関原。ここでテイクダウンを狙うも、越智に切り返されて試合を終えた。
判定は1、2Rを確実に抑えた関原の勝利となった。