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【ONE130】3月26日、シンガポール。ONE XでPPVカードで青木真也×秋山成勲@ライト級マッチ決定

【写真】10月5日、Road to ONE05で青木が秋山を挑発 (C)MMAPLANET

24 日(木・現地時間)、ONE とABEMAが26日(土・同)にシンガポールのシンガポール・インドアスタジアム開催されるONE130「ONE X」で青木真也×秋山成勲のライト級戦が組まれることを発表した。

2008年9月、DREAM06でトッド・ムーアを70秒殺した青木が、リング上から「秋山”マイケル・ジャクソン”成勲先輩、大国柱と試合をしませんか」と呼びかけ、翌日の一夜明け会見で「正直言わせてもらえば興味ないです」と一蹴されてから、13年と半年、両者がシンガポールで対戦することとなった。


青木✖秋山の対決の機運は、昨年4月に青木がエドゥアルド・フォラヤンに勝利した際に、ABEMAで中継していた秋山に対戦要求したことで再燃。直後のMMAPLANETのインタビューで青木自身は「秋山さんがやらないってことは皆分かっていると思います。秋山さんは韓国を何とかしたいと思っていて、僕とやる必要がない」とその胸中を語っていたが、元々は12月に行われる予定だったONE-Xでの対戦という話が浮上した。

ここからはご存知のように10月のRoad to ONEで青木はキャプテン☆アフリカとのグラップリング戦を終えたタイミングで、会場で解説をしていた秋山に「なぜ試合のオファーを断ったんだ。この虚構野郎」とマイクで挑発する。この際、秋山は腕の筋断裂で試合を受けることができなかったと言葉を荒らげることなく対応し、青木ワールドを秋山色に変え出色の出来栄えといえる対応を見せた。

とはいえ、この大会は秋山が若い選手たちの将来を切り開くという目的を持ち、大会スポンサーを募って開いたイベントだ。「本音をいえば、俺が集めた資金で試合をして、金を貰っていて何を言っているんだ。この野郎」という気持ちが内心ではあったことを秋山は吐露している。

ライト級として行われる今回の対戦に向け、ONEからのリリースで両選手、そしてチャトリ・シットヨートンは以下のようなコメントを発表している。

青木真也
「ONE10周年大会開催おめでとうございます。2011年9月3日の旗揚げ大会を現地で、生で感じ、ONEの可能性に身を投じた者としては感慨深いものがあります。青木真也がONEで試合をします。日本格闘技が失いつつある物語と文脈の格闘技を存分に発揮する所存です。今大会はPPV放送とのことで1月8日のノア新日本プロレスの対抗戦の遥か上をいくPPV件数を叩き出し、青木真也ここにありを示せるように1カ月必死で取り組みます。

旗揚げ大会のメインを務めONEの歴史を創ってきたエドゥアルド・フォラヤンの試合が組み込まれていることに文脈や物語のある格闘技がある安心感を感じています。おれたちは消耗品じゃない。芸事をして文化を創っているんだ。あれから10年も この先10年も振り向かない 急がない 立ちどまらない」

秋山成勲
「記念大会に出場できる事に、何より感謝しています。減量して階級を落とす事は私にとってとてもリスクが高く、大変ですが、しっかり体調を整え試合に臨みたいと思います。今年47歳。まだまだ若い選手と同じ動きそれ以上の動きが出来ることと信じて練習をしておりますので、試合を楽しみにしていて下さい。

青木選手はこの階級ではトップの選手なので、そんな素晴らしい選手と試合ができる事に感謝しかありません。この試合に携わっていただいた全ての方に感謝の気持ちでいっぱいです」

チャトリ・シットヨートン
「この度、ONEの10周年記念大会『ONE X』を開催できることを大変嬉しく思います。また、今回はONE初のPPV大会となり、普段からABEMAを通してONEをご覧になって下さる皆様に、大興奮のイベントをお届けすることをお約束します。そして、ONE初のPPV大会開催に多大なるご尽力を下さったABEMA様に、心から感謝申し上げます。

私たちのこの素晴らしいパートナーシップなくしては、ONEの10年の歴史上最大級の大会を行うことはできません。また、青木真也、秋山成勲をはじめ、若松佑弥、平田樹など、日本人ファイターの素晴らしいスキル、パフォーマンス、彼らのストーリーをファンの方々にお届けするのに適したプラットフォームを提供してくださるABEMA様なくして、ONEの日本での成功は無かったでしょう。日本人の母を持つ身として、いつも心の中には、日本の文化や日本に向けて特別な思いがあります。近い将来、再びビッグイベントを日本で開催したいと思っていますので、皆さま楽しみにしていてください。まずは、3月26日の『ONE X』をご期待ください」

今大会は青木✖秋山以外に現時点で以下の対戦カードが決定しており、ABEMAでは午後5時より無料中継、午後9時のメインカードがABEMA PPV ONLINE LIVEでライブ中継される。

■ONE X現時点での対戦カード

<ONE世界女子アトム級(※52.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アンジェラ・リー(米国)
[挑戦者]スタンプ・フェアテックス(タイ)

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
[挑戦者] 若松佑弥(日本)

<フリースタイル・フライ級(※61.2キロ)/3分4R>
ロッタン・シットムアンノン(タイ)
デメトリウス・ジョンソン(米国)

<キック・フェザー級ワールドGP決勝/5分3R>
チンギス・アラゾフ(アゼルバイジャン)
シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
青木真也(日本)
秋山成勲(日本)

<キック・ライト級/3分3R>
エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
ウェイン・パー(豪州)

<ムエタイ世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] ノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
[挑戦者] アラヴェル・ラマザノフ(ロシア)

<ONEキックボクシング世界バンタム級選手権試合/3分5R>
【王者】カピタン・ペッティンディーアカデミー(タイ)
【挑戦者】秋元皓貴(日本)

<ONEキックボクシング世界フェザー級選手権試合/3分5R>
[王者]スーパーボン・シンハマウィーン(タイ)
[挑戦者]マラット・グレゴリアン(アルメニア)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ハム・ソヒ(韓国)
デニス・ザンボアンガ(フィリピン)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
TBA

<キック・ライト級/3分3R>
ニキー・ホルツケン(オランダ)
イスラム・ムルタザエフ(ロシア)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
リト・アディワン(フィリピン)
ジャレミー・ミアド(フィリピン)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
アミール・カーン(シンガポール)
高橋遼伍(日本)

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