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【WJJC2021】レポート<08>茶帯ルースター級。丹羽飛龍のムンジアル──準々決勝&準決勝

【写真】準々決勝、準決勝と危なげなく一本勝ちし決勝進出を決めた(C)SATOSHI NARITA

2021年12月9日(木・現地時間)から12日(日・同)まで、カリフォルニア州はアナハイムのアナハイム・コンベンションセンターにて、IBJJF主催の世界ブラジリアン柔術選手権が行われた。レポート第8弾は茶帯ルースター級に参戦した丹羽飛龍(AOJ)の決勝までの道のりを辿りたい。
Text by Satoshi Narita


<茶帯ルースター級準々決勝/8分1R>
丹羽飛龍
Def. 1分32秒by フットロック
アントニオ・ヴィラトラ(米国)

2021年のアメリカンナショナル、パンナムを制し、世界一の頂を目指す飛龍は、1回戦はシードで2回戦=準々決勝からの登場となった。初戦の相手はVBros BJJのアントニオ・ヴィラトラ。引き込みに成功した飛龍はすぐさま右足に絡んでベリンボロを狙うが、ヴィラトラも裾をコントロールして許さず。深追いせずに上を取った飛龍に対し、ヴィラトラは左足でラッソーを作るが、ラッソー側へのフェイントから逆サイドにすぐさまジャンプし、ガードを越えた飛龍が再びバックを狙う。これは凌がれた飛龍だが、スクランブルからベリンボロを狙ったヴィラトラの左足を捕らえるとフットロック一閃。一本勝利で準決勝へコマを進めた。

<茶帯ルースター級準決勝/8分1R>
丹羽飛龍(日本)
Def. 2分02秒by 送り襟絞め
ピエール・ピリス(米国)

準決勝の相手はBrazil 021 School of Jiu-Jitsu所属のピエール・ピリス。

開始早々、ダブルガードから右足に絡んでベリンボロを狙う飛雄だが、これはルーチとなりスタンドでの再開に。再びダブルガードとなり、今度はピリスが飛龍の脇を刺して上になりアドバンテージを先取したが、奥襟を掴んでピリスの背後に上った飛龍がスイープ&バックテイクに成功すると、亀の体勢で凌ごうとするピリスを送り襟絞めで絞め上げ、タップを奪った。

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