【BFC17】アルバレス出場、フエルタはカーランと準決勝
4月20 日(火・現地時間)、シーズン2開幕から2大会を終えたベラトールFC。ミドル級トーナメントの幕は上がっていないが、既に一回戦を終えたライト級トーナメントの準決勝戦と、同級世界王者エディ・アルバレスのノンタイトルショット出場が正式発表となった。
【写真】昨年10月のDREAMケージ大会における菊野克紀戦以来の実戦となるエディ・アルバレス。ジョシュ・ニアーとの対戦は、常に比較されてきたUFCライト級ファイターとの物差しとなる一戦だ (C) BFC
5月6日(木・同)にマサチューセッツ州ボストンのシティ・パートフォーミングアーツセンター内ウォン・シアターで開催されるBFC17。既に4人の勝者を出しているライト級トーナメント、その準決勝の顔合わせはロジャー・フエルタ×パット・カーラン、トビー・イマダ×ケーリー・ヴェニアーとなった。
【写真】チャド・ヒントンを相手にスーパー・アグレッシブファイトが復活したロジャー・フエルタ。カーランの一発は怖いが、エディ・アルバレスとのドリームカード実現まで、あと2試合、取りこぼしのないことを期待したい (C) KEITH MILLS
ワンパンチKOを果たしたカーランと、ベラトールで活きの良さを取り戻したフエルタ、そして柔道ベースのサブミッションファイター=イマダに対するヴァニアーはレスリングがベースのパウンダーということで、ファイターの長所を汲みとった準決勝のマッチアップといえるだろう。
何が起こるか分からないのが、ファイト。そういう意味では本命フエルタがカーランの打撃に沈み、対抗イマダがヴェニアーのフィジカルに押し切られることも考えられる。そんな準決勝以上に注目されるのは、何といってもBFC世界ライト級王者アルバレスのスーパーファイト出場だ。
昨年6月の王座奪取以来、米国での試合となるアルバレス、その対戦相手ジョシュ・ニアーは最強UFCライト&ウェルター級戦線で4勝6敗の成績を残している。結果的に負け越しとなるUFCでのニアーの活躍だが、その対戦相手の顔触れを見れば、彼がどれだけの実力の持ち主かはうかがい知れるというもの。
勝ち星はメルヴィン・ギラード、ジョー・スティーブンソン、ディン・トーマスとマック・ダンジグと、2人のTUFウィナーも含まれている。彼が敗れた相手はドリュー・フィケット、ジョシュ・バークマン、グレジソン・チバウ、カート・ペルグリーノ、そしてニック&ネイトの悪童ディアス兄弟と一戦級のファイターばかり。UFC以外で敗北を喫した代表的な相手はニック・トンプソンで、アルバレスの2敗というキャリアのうち、一つの黒星をつけているファイターだ。
ローカル大会のヒーローからボードッグ、日本のDREAM、そしてBFCと一貫して非UFC畑で戦ってきたアルバレスだけに、非常に興味深いマッチアップになったといえるだろう。
また、トーナメント戦ではないが、ミドル級アンダーカードに出場するジャスティン・トーリーは、そのムエタイの技術を全面に押し出したスタイルの持ち主で、非常にユニークな存在。ミドル級トーナメント出場はならなかったが、今後の活躍も含め、大切なネイト・キットレッジ戦となる。
■BFC15トーナメント戦+主なアンダーカード対戦カード
<160ポンド契約/5分3R>
エディ・アルバレス(米国)
ジョシュ・ニアー(米国)
<ライト級トーナメント準決勝/5分3R>
ロジャー・フエルタ(米国)
パット・カーラン(米国)
<ライト級トーナメント準決勝/5分3R>
トビー・イマダ(米国)
ケーリー・ヴェニアー(米国)
<ミドル級/5分3R>
ジャスティン・トーリー(米国)
ネイト・キットレッジ(米国)
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