【SUG27】メイソン・ファウラー、OTでベームの代役チェッコを顔面潰しで倒し無差別級王座防衛
<SUGアブソルート級選手権試合/5分1R>
メイソン・ファウラー(米国)
Def.OT2R1分23秒by フェイスクランク
ガブリエル・チェッコ(ブラジル)
2週間前のWNOヘビー級Tに出場し、1回戦を勝ち抜いたもののカットで準決勝を棄権したファウラーがホームに帰還。本来は挑戦者決定トーナメントを勝ち抜き、同じくWNOヘビー級Tにエントリーしていたカイル・ベームの挑戦を受ける予定だったが、負傷欠場でチェッコが代役チャレンジャーとなった。
立ちレスが1分以上続き、互いに首を取り合う展開に。ケージに押し込んでいったチェッコだが、いなしたファウラーが体を入れ替えてがぶる。頭をあげたチェッコがケージを背負った状態となり、試合はあっという間にハーフタイムを過ぎる。
離れたファウラーが中央に戻り、チェッコがスナップダウンでバランスを崩させダブルレッグでケージに押し込む。体を入れ替えたファウラーはがぶってバックに回る。ワンフックで仰向けになったファウラーがシートベルト&トライアングルボディロックを取る。
絞めを防ぐチェックに対し、ケージを蹴ったファウラーが腕十字へ移行する。右腕が伸びたチェッコだが体を並行にし肩を抜いてエスケープ。最後の10秒はスタンドに戻り、オーバータイムに突入した。
先攻のファウラーはシートベルトを選択、まるで本戦の続きのような展開でロールを繰り返す両者がケージ際に移動する。ケージを蹴ったチェッコがファウラーのマウント移行を許さず41秒でエスケープした。
後攻のチェッコもバックを選び、チャンピオンはリストを取って尻をずらすが、真後ろを取り直したチェッコのバックが続く。結果、ファウラーはエスケープまで58秒を要した。
OT2R、ファウラーはここもバック攻めをチョイスし、絞めよりもキープ重視の動きで固める。胸を合わせることができないチェッコは、1分25秒でアゴの上からのフェイロックでタップを強いられた。
後がないチェッコはスパイダーウェブでなく、シートベルトから勝負を賭ける。必死に腕をアゴの上から巻きつけるチェッコだが、背中をスライドさせたファウラーが胸を合わせてエスケープと共に王座防衛に成功した。
「トラッシュトークは好きじゃない。カイル・ベームはナンバーワン・コンテンダーであることは確かだ。そこに言う事は何もない。最初、僕がケガをし、今度は彼がした。誰が1番で、誰が2番なのかハッキリさせたい」とファウラーは勝利者インタビューで話した。