【BFC13】ライト級のスタートは、ヴァニアーが代役下す
■ライト級トーナメント一回戦/5分3R
ケーリー・ヴァニアー(米国)
Def.3R4分14秒/TKO
ジョー・ドゥアルテ(米国)
【写真】代役ジョー・ドゥアルテをフィジカル&レスリング力で振り切ったケーリー・ヴェニアー (C) BFC
ヤンネ・トゥリリンタのワーキングビザ発給が間に合わず、急遽出場となったドゥアルテ。ヴァニアーは組みついて、ドゥアルテをケージに押し込んでいく。態勢を入れ換え、距離を取ったドゥアルテはヴァニアーより頭一つ背が小さく、通常体重でスクランブル出場したことが垣間見られる緩んだボディで、元カレッジレスラー=ヴァニアーにテイクダウンを許す。ムエタイからMMAに転向したドゥアルテは、立ち上がって向き合うとヒザをボディに放っていく。
ドゥアルテのローにダブルレッグを合わせ、豪快なリフトアップからヴァニアーがテイクダウンを奪う。パウンドを落とすが、しっかりと抑え込むことなくドゥアルテを簡単にスタンドへ逃がすヴァニアー。立ち技になるとすぐにテイクダウンを狙うも、ここではドゥアルテもヒザを見せて踏みとどまる。
やや口を開けて2Rの試合に臨む両者、ヴァニアーは左ジャブを伸ばし、ドゥアルテの右に合わせてダブルレッグを仕掛ける。これを切ったドゥアルテは、左ジャブを放つが、ヴァニアーは左ストレートをヒットする。と、ここでテイクダウンを奪ったのは打撃系のドゥアルテ。しかし、バックを奪うもすぐにヴァニアーが向きを変え距離を取る。
力んだパンチが多く、精度が低くなったヴァニアーの打撃。それでも、ドゥアルテをケージに追い込み、強烈なボディを連打する。続いてテイクダウンを決めたヴァニアーに、ドゥアルテはギロチンで対抗するも、首を引き抜かれパウンドを受ける。ガードからアームロックを狙うドゥアルテだったが、極め切れず2R終了のゴングが鳴り響く。
3R開始早々、ヴァニアーはダブルレッグでテイクダウンに成功、エルボー禁止のルールに従い、鉄槌を多用する。ハーフからパウンドを連打し、ヴァニアーはトップを取り、アームロックを仕掛ける。
腕を一本掴み、もう一方の腕でパウンドを連打するヴァニアーの攻撃に、ドゥアルテの動きが鈍くなっていく。立ち上がろうとするも、すぐにグラウンドへ引き戻され、体力を削られ続けるドゥアルテ。亀の状態で動かなくなったドゥアルテに、ヴァニアーが鉄槌を連打すると、レフェリーが試合をストップ。ヴァニアーがライト級初戦突破を決めた。